「どれだけ手間暇をかけているのでしょう。自然の力だけで育ったお米は余計な味はせず、素朴ですが今までで一番おいしいと感じました」

こちらは、自然栽培のこしひかりを召し上がられているお客様からのお声です。

本当に私たちにとって、本当にありがたいお言葉です。

もしかしたら米づくりか、野菜作りに携われたことのある方でしょうか。

自然栽培が、「農薬不使用、肥料無使用」と聞かれて、「どれだけ手間暇をかけているのでしょう」と感じられていますので。

なかなか自然栽培と聞いて、すぐに「手間暇かかるもの」とつながる方はいらっしゃらないと思います。

もっといいますと「農薬不使用、肥料無使用」「手間暇かかるもの」とつながるか、ということです。

この文章を今見て頂いてる皆様は、この二つが繋がるでしょうか。

野菜や米作りに携わったことのある方であれば、「農薬不使用、肥料無使用」で育ててると聞けば、「お、なかなか頑張っとるなぁ」と思われるんでないかなぁと思います。

どうしてだと思います?

実は、「農薬不使用、肥料無使用」で育てるということは、ものすごく大変なことなんです。

野菜やお米などの実を実らせるものは、必ず虫がつきます。

人間でも食べたくなるんです。日々弱肉強食の厳しい世界で生存競争を繰り広げている虫にとっても、そりゃあ、食べたくなるってもんです。

人間からするとこういった虫は「害虫」と呼ばれますが、虫からすれば彼らも生きるためには食べねばなりませんから、当然の行いなんです。

それを収穫量や品質を維持するために、その虫を殺す殺虫剤や寄らなくする忌避剤として、農薬を使ったりします。

また、植物も人間と一緒で病気になりますので、人間でいう薬のような働きを求めて、成長促進剤として農薬を使ったりもします。

悪い菌が繁殖しないように、殺菌剤として使う場合もあります。

まぁでも、ほとんどの場合、農薬といえば、除草剤を目的とした場合が多いのではないでしょうか。

それほど雑草は、対処するのに手間暇がかかるんです。

田畑の外側なら、草刈り機でもできましょうが、稲や野菜の側の雑草はそんな機械を使って、雑草でなくて、それらを切ってしまっては大惨事です。

ならばといって、一本一本手で抜くのは大変です。

かがみながらの作業ですので2~3時間もすれば、それはもう腰が痛くなります。

かがんでいたと思ったら、立ち上がって腰を伸ばしたり、それでは足らずにたたいてみたり・・・。

もうその繰り返し。そうやっていると、次は膝が痛くなる。考えてみれば、一日に何度も屈伸というか、スクワットをしていたことか。

それだけでないんです。草を引っこ抜いたり、握ったりする指先も痛くなってきて、しまいには、軍手をしているのにも関わらず、爪の中にまで土が入ってる!爪が真っ黒!

爪の中の土なんてどうやって落とせばいいのか?

ある人は、亀の子たわしで爪と皮膚の間の土をゴシゴシと洗っていました。

亀の子たわしですよっ!

あのトゲトゲが爪の中に入ってくると想像するだけで怖くなってくる。

その方が、これ使ってみ!と亀の子たわしを渡してくるので、その善意を裏切るのも申し訳ないと思って、仕方がないので、笑顔でお礼をいいながらも恐る恐る使ってみる。ゴシゴシ・・・。

やっぱり痛かった。刺さって血が出るようなことはなかったのですけど、刺さったらどうしよ~って心配というか恐怖でした。

爪と皮膚の間にとげが刺さった苦い経験があったもので。

今は、髪を洗う時に爪の間の土が取れますように!って祈りながら頭を洗います。

汚れが落ちるときもあれば、落ちない時もありますが。

皆様はそんな時どう対処されてますでしょうか?

機会がありましたら教えてほしいです。

話はそれましたが、素手による雑草の対処にはそういう大変さがありますので、そこで除草剤という薬品で枯らすわけです。また、生えなくしたりするのです。

ですから、除草剤という目的だけでも農薬を使わずに育てることは、非常に大変な手間のかかることなのです。

続いて、「無肥料」ですが、これまた大変なことです。

肥料を与えなければ、なかなか育ちません。

「育たないことの何がわるいのか。ゆっくり育てたらいいじゃないか」という向きもあるかもしれませんが、色々な問題が出てきます。

生長が遅いとほかの植物に負けます。

植物も弱肉強食で、先に根を広げたほうが勝つ傾向があります。

また、生長が遅いと病気にもなりやすくなってしまいます。

ですから、「肥料無使用」というのも難しいのです。

じゃあ、どうやって育てるの?ということになりますが、単純明快です。

自分の力で育つしかないのです。そのためには、植物自身の生命力というか、強い生きる力が必要になります。

そのためのお手伝いを私たち人間がさせていただくのです。

その環境を整えるのもものすごく大変なことです。

毎年毎年、天候だけでなく、土の中も変わるからです。

ですから「農薬不使用、肥料無使用」というのは、基本「手間暇」がかかってしまうのです。

ですから、そんなたくましいお米を食べると、今回のお客様のように「自然の力だけで育ったお米は余計な味はせず、素朴ですが今までで一番おいしいと感じました」となるのかもしれません。

私が勝手に思い込んでるだけかもしれませんが、植物の生存目的である「よりよい子孫を残す」こと以外のことには見向きもせず、一切の余分はそぎ落とし、その目的を果たすためだけに全てをかけた結果が、食べて頂いた方に、「おいしい」と感じさせるのかもしれません。

お米って奥が深いですねぇ~。改めて知らされます。

お客さまありがとうございます。

 

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