冷えたおにぎりと、唾液の、ちょっとホットな関係。
冷えたおにぎりと、唾液の、ちょっとホットな関係。
年末の健康診断をきっかけに、この一年、冷えたお米を食べたら、一年後、どう変わっているのか、気になりましたので、今週から、平日の昼ご飯は、冷えたおにぎりを食べています。
どこまで続けられるか、心配ですが、まあ、出来る限り続けていきたいと思っています。
あまり昼食の時に考えていなかったのですが、この冷えたおにぎりを食べていると、ふと、あることに気が付きました。
食事後、口の中が甘く感じるのです。
んんっ!
と口の中を舌で確認してみると、なんと! 唾液がものすごくたくさん出ていました!
時間のない時のシリアルバーでは、感じた事もなく。(あんなによく噛むのに)
麺類やパンでも感じた事はなく。(パンの場合は、唾液がパンに吸われるからか、水分が欲しくなりますし)
温かいご飯を食べていた時に、こんな風に感じた事あったけな~、と思い返しつつ。
なんで、唾液の量が増えたのかなぁ、と、ひとり考えてみる。
発芽玄米だと、無意識的に噛む量が増えるからか、はたまた、冷えたお米は、弾力が増すからそれで多く噛んでしまったからなのか。
それでいつもより唾液が増えて、唾液酵素のアミラーゼ(ジアスターゼ)が、米のデンプン(糖質)を、糖に分解したから、口の中が、いつもより甘く感じたのかな、と。
それにしても凄いな、この唾液の量は。
ちょうど、そう考えていた時に、家に帰ると、「アミラーゼであんかけが、、、」の話題で盛り上がっていた番組の録画を妻が見ていて、「このタイミングで!?」と驚きました。
温かい湯気ののぼるご飯も食欲をそそりますが、冷えたご飯も唾液が増えて、健康に良さそうです。
お米はいったん冷えると、第3の食物繊維と呼ばれる、レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が増えるそうです。
食物繊維として働いてくれるので、糖質や脂質の吸収を緩和してくれるようで、野菜不足の昨今、重宝されます。
ちなみに、上記の写真の白米のおにぎりは、ひとめぼれです。今年とれたひとめぼれを、まだ食べていませんでしたので、遅くなりましたが、食べている最中です。
軽く塩をふってあるだけです。
これだけで、お米の味を楽しめます。
発芽玄米は、コストもお得で安心できる「譲る米」を使っています。
殺虫目的の農薬を使っていないのに、ほとんど虫の被害がないのできれいな玄米です。
ですので、黒い粒や、黒い点、黒いお米がほぼないのが、綺麗で、楽です。
今問題になっている、ネオニコチノイド系の農薬も使わずに美しき玄米たち、それが「譲る米」ですから。
すぐに炊いた玄米では、個人的にお腹が痛くなるので(よく噛まずに食べるので消化不良に。お米悪しではなく、自分悪しです)、12時間以上水に浸した玄米を炊いています。
水にしっかりと浸した玄米なので、gabaも抜群に増え、炊飯器で普通に炊けます。
炊きあがると、玄米のポテンシャルを限界まで引き上げたお米の出来上がり!となります。
そうそう、ちなみになんですけども、発芽玄米とは言っていますが、芽は出ていません。
発芽するための準備が体内でされ始めたお米、そのためにエネルギー代謝が始まり、栄養価が跳ね上がったお米、それが発芽玄米と一般的に言われているお米の正体です。
言葉の始まりは、今は終わってしまいましたが、「おもいっきりTV」らしいです。
TVの影響は、すんごいですね!
じゃあ、水につけていても発芽しないのか?というお声もあるかもですが、普通に家庭で食べているものを前提としてですが、発芽玄米として食べている発芽玄米は、芽は出ていませんが、だからといって発芽しないわけではありません。
籾から芽が出るには、積算温度が必要です。
積算温度を計算して、4月、5月には催芽させます。
日々の温度を足していった温度で、一般的に合計100℃になると芽が出ると言われます。
水温が一日10℃だったならば、芽を出すために、10日必要ですし、
水温が一日25℃だったならば、芽が出るまでに、4日かかります。
理屈はそうなのですが、実際に10日も水につけていると、毎日水を変えていたとしても、独特な匂いが出ます。
私たちもお風呂に入っていても体を洗わなければ、体臭が気になりだします。
まして、25℃もある所にお米を浸して置いたら、その匂いはもっと強くなります。
玄米も生きていますし、水を吸えばエネルギー代謝を開始しますので、当然のことです。
こういう理由から、一般的に家庭で食べる発芽玄米は、そういった意味で発芽しないです。
発芽しない前に食べています。
ときどき、台所の排水溝から芽が出てきたと驚きの声を頂きますが、そういった事です。
日々の水温が積み重なって、合計100℃に達したので、芽が出てきたのです。
でも嬉しいですよね。芽が出るのは。
命が芽吹く、エネルギーいっぱいのお米の何よりもの証明ですから。
食べているお米の安心、満足にも繋がります。
お米というと死んでいるもののように感じますが、間違いなくお米は生きています。
だから管理を間違えたら、匂いも出るし、虫も付きます。
生きようとする莫大な生命力が満ち満ちています。
ただ、籾の状態の時とは違い、籾摺りをして、素っ裸の玄米になっていますので、胚芽が傷ついている場合もありますので、発芽率が落ちると思われます。
「ここの玄米、芽が出ないからダメなお米や」という事にはつながりませんので、発芽させようとして出なかったからといって、気にする必要はありません。
一粒一粒にこんな命の息吹がこもっているお米の魅力は、湧き出る泉のようにたえることがありません。
そうそう、炊き立ての発芽玄米と、相性ばっちりの食べ物ですが、おススメの一つが、「塩のり」です。
ぜひお試しください!
written by てぃ
こんにちわ。
趣味で野菜を作りたいといろいろと考えています。
そのまま食べても甘いニンジン。
軽く焼いて食べるだけで美味しいピーマン。
だしをかけてレンジでチンするだけで美味しいオクラ。
トロトロの液のでる下仁田ネギ。
とれたてをその場で丸かじりが最高のキュウリ。
そんな思いを巡らしながら日々お米づくりを勉強しています。
「もっとお米のことを考えろっ!」!って叱られそうですが、
美味しい野菜と、美味しいご飯の組み合わせって、最高の栄養源、元気の源って感じがしません?
そんな私が、日常の日々の中で見たこと、思ったことなどを皆さんにご紹介させて頂ければなぁと思っています。
こうやってお米って作られるんだぁ、農家の人っていっつもどんな事してるんだろう?
へー、こんなこともしてるんだぁ!
そういう新たな一面というか、そういう驚き?のきっかけになって頂けたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
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