「白い米粒は何?」「白い米、水に浮くんですけど」「沈まないから水を捨てる時に米まで流れて行ってしまう」この正体は何?
「精米した半透明なお米の中に、真っ白な、白く濁ったお米があるのですがこれは食べれるのですか?」
白く濁ったお米は、「乳白米」「粉状質粒」などと言われます。
こうなる主な原因は、日照不足や高温などです。
日照不足で、十分に熟すことができずに、もみの中をデンプンで満たせずに空気が入ってしまう事があります。
また高温で乾燥しすぎて、水分がなくなり、粉状になる時もあります。炊いてもパサパサ感が残ります。
また、たくさん雨が降った次の日に、急に高温でカンカン照りになると、急激に乾燥され、お米の表面が割れて白くなることもあります。泥の表面が乾燥し割れるのと同じです。
また、中心が割れる、胴割れという事もあります。
稲刈りの時期に台風が来るとなる確率が上がります。
この「乳白米」「粉状質粒」「胴割れ米」の特徴は、水に浮くことです。
お米を研ぐ際にお米が浮いてなかなか沈んでくれない時はこれが原因です。
お米の周りに精米時の粉がついていて、表面張力で浮く時もありますが、この場合しばらくで沈みます。
「あ~、お米が沈まないから研ぎ始めれない。沈まないから水を変える時に流れて行ってしまう」
とこぼれたお米を拾ったことはありませんか?
「つまみにくい!」とイライラしながら、一人でシンクの中の排水溝の周りにたまったお米を救出したことはないですか?
これも同じことです。
お米が水に浮く、という時、白い米が浮いている場合が多いと思いのではないでしょうか。
空気が入っているから浮いちゃうんです。
せっかく炊いても、粉状だから、パサパサ感が出てしまうんです。
お米を炊く時に、水加減を調整してもパサパサ感が出てしまうなら、一度お米を変えてみて試してみるのもいいかもしれません。
それで変わらなかったら炊飯器が壊れているとか、お米を水に浸す時間が足らないとか、他に原因があるかと思います。
ちなみに基本、白く濁ったお米も、色彩選別機で弾きます。
ですが、機械が判断しずらいみたいで、半透明の正常なお米まで飛ばしてしまう可能性が高くなりますので、これまた調整が難しい所です。
ですので、刈り取りに適したタイミングを見計らうことが大切になります。
よく初めて弊社のお米を食べてくだされたお客様から
「ばんばさんのお米を食べてから、とぐのが楽になったわ」
「どうしてお米が浮かないの?こんなお米初めて」
と驚きのお声を頂きますが、何とか何とか天候に恵まれ、努力が実っている結果ですので、本当に嬉しい限りです。
今後ともばんばのお米をご期待ください!
美味しく、安心なお米で、元気な毎日を!
written by てぃ
こんにちわ。
趣味で野菜を作りたいといろいろと考えています。
そのまま食べても甘いニンジン。
軽く焼いて食べるだけで美味しいピーマン。
だしをかけてレンジでチンするだけで美味しいオクラ。
トロトロの液のでる下仁田ネギ。
とれたてをその場で丸かじりが最高のキュウリ。
そんな思いを巡らしながら日々お米づくりを勉強しています。
「もっとお米のことを考えろっ!」!って叱られそうですが、
美味しい野菜と、美味しいご飯の組み合わせって、最高の栄養源、元気の源って感じがしません?
そんな私が、日常の日々の中で見たこと、思ったことなどを皆さんにご紹介させて頂ければなぁと思っています。
こうやってお米って作られるんだぁ、農家の人っていっつもどんな事してるんだろう?
へー、こんなこともしてるんだぁ!
そういう新たな一面というか、そういう驚き?のきっかけになって頂けたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
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