お米を研ぎますか?

最近、驚いたこと。

寝る前にご飯を研ぐ妻を見ていたら、手を入れてワシャワシャ、ワシャワシャ、お米を研いでいました。

「どうしてそんなに研ぐの?」と聞くと、「きれいにした方が食べる時にいいでしょ」との返答。

ご飯をセットしてくれる妻に感謝しつつも、ちょっと疑問が・・・。

 

実は私自身は、お米を手を濡らしてまで研いだりしてなかったからです。

私のご飯の炊き方はこんな感じです。

①計量する。

②釜にあける。

③水を入れる。

④釜ごと軽くグルグル回す。

⑤水を捨てる。

⑥適量の水を入れる。

⑦釜をジャーに戻し、朝炊けるようにタイマーをセットする。

 

こう見ると色々しているように感じますが、『研ぐ』ということに関しては、実際は、

③水を入れる。

④釜ごと軽くグルグル回す。

⑤水を捨てる。

 

たったこれだけ。

単に1回、簡単にゆすいでハイ終わり!!

 

どうしてしっかり研がないの?と思われるかもしれませんが、逆に質問です。

「どうして研ぐ必要があるの?」

私も高校生くらいまでは、手でワシャワシャ、ワシャワシャ、お米をこすり合わせながら研ぐのが当たり前でした。そうそう、研ぐ目安は、水が透明になるまで。

あの白色の研ぎ汁を汚れだと思っていたんです。

 

でも大学に入ったころから、その認識が変わりました。

何がきっかけだったか覚えていませんが、何かの記事を読んだときだったか・・・。

それにあったんです!

 

①お米のとぎ汁の白さは、お米の栄養であり、旨味だと。

つまり、あの白い水を捨てれば捨てるほど、お米そのものの旨味や栄養を捨てていると。

 

「もったいない!せっかくお金を出して買っているのに!」

 

じゃあ、どうして『お米を研ぐ』という行為が生まれたのか?気になるところです。

これは、その時、自分で調べた記憶があります。

昔は、精米技術があまり良くなくて、ごみというか異物が入ることがあったり、玄米から白米にする際に、玄米の部分が残ってしまったり、その粉末(糠(ぬか))が入ってしまったりで、それを洗い流すために、手を入れてワシャワシャとお米同士をこすりつけ合うように研いでいた、とあったように思います。

今は、精米技術が進んで、ごみや、糠などがほとんど入っていないきれいな白米が多いそうです。

(記憶なので間違っていたらすみません)

 

ですから

②今、お米をそこまで研ぐ必要がないように私は思っています。(あくまで私個人の意見ですが)

ただ、万が一何か入っていたら嫌なので、気持ち的に一度はサァーと釜を揺らしてすすぐ程度です。

それに、研ぐという行為も、疲れがピークの一日の最後にするのも何だか、億劫で面倒ですし。

 

最初の話に戻りますが、ですから、寝る前にご飯を研ぎでくれる妻には感謝感謝です!

それからは、少しでも妻の負担が減ればと思い、なるべく私がご飯をセットするようにしています。

 

そうそう、私の場合は(あくまでも個人的に)ご飯を研ぎませんが、その場合、気に留めていてほしいことがあります。

一度夜、急ぎで精米所に行って精米をしたことがあるのですが、そこは初めて使う精米所でした。

その時は、あまりわかりませんでしたが、帰って炊こうとしたら、細かいものがたくさん浮いてきたことがありました。その時は、さすがに3度か4度は、すすぎました。もちろん手を入れてワシャワシャはしてません。

蛇口から出る水の勢いだけで、結構すすげるものです。

ちなみに、その精米所は二度と行っていません。

 

私の精米所を選ぶ基準は、いつ行ってもきれいに掃除がなされているところです。

中には、メモ帳みたいものが置いてあり、使用者の感想が書いてあるところもあります。

その場合は、その中をちらちら見て、好評価のところにします。

お米を水道水の勢いだけで洗うメリットとしては、

 

①手が濡れないから簡単!

②手が濡れないから特に冬、冷たい思いをしなくてもいい!

③なんか香りがいいような気がする!

④なんか旨味があるようで、おいしく感じる!

⑤簡単だから、妻のポイント稼ぎができる!

⑥栄養を捨てないから、体にいい感じがする!

⑦楽して栄養も捨てず得した感があるから、気持ちいい気がする!

⑧お米そのものの味を楽しめてる感じがする!

 

あくまでも個人的な意見です。

 

ただ、あくまでも研ぐ、研がないは、それぞれの考え方ですし、真っ白になった水で炊くのが精神的に嫌な方もいらっしゃると思います。私的には、ストレスを感じてまでこだわることでもないとも思いますので、まぁもしよかったら一度試してみては、いかがでしょう!っていう感じです。

 

ちなみに、ネットで研ぎ汁の白いものは何か、調べてみました。

研ぎ汁に含まれる白い微粉は、主に澱粉(でんぷん)で、栄養であり旨味のもと、という意見が多かったです。

 

玄米から白米にする段階で、うまく説明できませんが、白米の周りに茶色っぽいうすい皮があると思ってください。その薄皮を剥ぐ段階で、薄皮だけでなく白米の部分も少し削ってしまうので、あまり目には見えませんが白米の粒の周りには、白米の削れた粉が少しついています。それが、水を入れた時に水に混じって、研ぎ汁を白くさせているようです。


written by てぃ