ばんばからのお知らせ

≪令和8年の新米(8月末)からの変更点≫

日ごろのご愛顧ありがとうございます。

令和8年の新米(8月末)からの変更点があります。

弊社は、今の時代珍しい、大豆や麦、餅の加工等をせず、お米の生産ひとすじの米専門の農家です。

家族経営だから成り立つこの分野で、突然の事業承継ということもあり、R5年より家族以外から求人を募ってきましたが、人材不足が続いております。

そのため、誠に勝手ではございますが、米の生産・販売業務を円滑にこなすため、以下の変更をさせて頂きたく思います。



1.「自然栽培コシヒカリ」・「農薬を使わないコシヒカリ」の栽培の終了



2.「石川県認証」ではない『特別栽培米』への移行



3.真空パック包装の終了



4.基本的な電話対応の時間帯の短縮





1.「自然栽培コシヒカリ」・「農薬を使わないコシヒカリ」の栽培の終了



 誠に突然ではありますが、栽培を終了することとなりました。

理由としましては、突然の事業承継という形で令和5年から私が責任者となりましたが、会社の体制が整っておらず、もともと現場は、5人体制で臨んでいましたが、スタッフは私を含めた2人だけで挑戦しなければならない状態でした。

そのうちの1人は新人であり、気温や体の使い方など、体を慣れさせることが一年目の仕事でもあるため、時間内の仕事に集中させ、時間外労働はさせないようにしていました。

5月の時期には、朝は4時から代掻きをし、日中は田植え、夜は12時まで代掻きをするなど、私一人でこなすことが多く、その過酷さを極めました。

 稲刈りも、迷惑のかからないギリギリの夜の9時頃までし、真っ暗な中、一人で運び、籾摺りは夜中の0時を超えることは当たり前でした。

 何とか今までご愛顧いただいてきましたお客様のご期待に応えるためにも、先代の思いを繋げるためにも、工夫をし、努力をしていましたが、

 昨今の35度を超える猛暑、その中での除草作業、その過酷さは過去を振り返っても類を見ず、熱中症から社員の命を守るため、

 何年も農薬を使用しない圃場もありましたが、誠に口惜しい、本当に残念な気持ちではありますが、この度、農薬を使わない栽培(農薬を使わないコシヒカリ、自然栽培米コシヒカリ)をやめざるをえなくなりました。

 また、過酷な気候の中頑張ってくれる社員の年間休日も増やさなければならないため、このような決断を致しました。

 農業を次世代に繋げるためにも、農業従事者を守り育てるためにも、ご理解を頂けるととても助かります。



【代替商品のご案内】

 農薬を使わないシリーズの、「農薬を使わないコシヒカリ」「自然栽培米コシヒカリ」の代わりの商品として、特別栽培米の「にこまる」をご紹介したいと考えています。



 弊社の「にこまる」は、R7年の栽培履歴では、圃場内で農薬を使うのは、6月10日に除草剤(3成分)を投げ込み、稲刈りの10月10日までの4カ月間は、圃場内では、農薬を使いません。

 当然、殺菌・殺虫剤の農薬を使用しておりません。

 畦畔除草におきましては、4月には除草剤(2成分)と、9月上旬ぐらいに除草剤(1成分)を使用し、それ以外はその都度、草刈りをしています。

 R7年産の「にこまる」を、200項目の残留農薬検査にかけましたが、検査の下限値はあるものの、結果、検出されませんでした。

 農薬を使ってはいるので、「農薬を使わない」とは謳えませんが、昨今の猛暑の機構の中、安定した品質のものを、安定してお届けする、という栽培の立場から見ても、ご安心いただけるお米だと確信しています。

 なお、気になる化学肥料につきましては、育苗時の苗箱に使用しておりますが、田植え後の圃場では、有機質肥料100%で育てておりますので、圃場では化学肥料は使用しておりません。
 ですので、しっかりと「にこまる」のうま味を引き出せていると、満足しています。

 商品名「にこまる極み」におきましては、2.1ミリの選別網を使用しておりますので、大粒でそろえた触感もおいしさの1ポイントアップにつながっています。

 もちろん、「コシヒカリ」と「にこまる」という品種の違いはありますから、気に入っていただけるかどうか、お選びいただけるかどうかは、お客様の好みによると思います。

 ただ、農薬と化学肥料の面から、自信をもってご紹介できる最高かつ自慢の「にこまる」となっています。

 まるまるとした粒感!
 食べるとその甘味に思わず「にこっ」となる表情!

 名前の理由を実感させてくれるお米です。



2.「石川県認証」ではない『特別栽培米』への移行



石川県認証の取得は終了しますが、栽培方法や農薬・肥料の使用基準は、これまで通り厳格に守り続けていきます。

石川県の認証を得る場合は、栽培の計画書を提出し、栽培が終われば、結果報告書を提出します。

昨今の猛暑の中では、稲の生育の様子を見て、「予定よりも多く肥料を追加しよう」、「同じ窒素量でも肥料の効き方を考慮してこっちにしよう、量もこうしよう」ということを、その時に応じて、判断することが多くなりました。

稲の生育を見ながら、当初の計画から変更した場合、当然、結果報告書も訂正しなければなりません。

当然、次年度に繋げるために記録は残していますが(地図に書き込むなど具体的に)、しかしながら提出する報告書はそれとは別に作らなければなりません。

それ以外にもいろいろな書類が必要となります。

結構これが負担になるのですが、せっかく時間を使うなら、従業員の教育・指導、生産・販売における効率化・円滑化に費やした方が、全体の幸せ・満足につながるのではないかと思い至りました。

また、弊社の場合、少しでも販売価格を下げるため、認証シールを使用していないこともあり、実は労力のわりに「石川県認証」のメリットもあまりありませんでした。

「じゃぁ、なぜ労多くして利少なしの認証を得ていたのか」と思われるかもしれません。

それは、私が代表になったことを機縁に、先代の考え方・やり方にいったん区切りをつけ、一度生産体制を見直す必要があると判断したためでした。

そのために私が選ばれ、私は条件をつけ引き受けたという経緯もあります。

「石川県認証」を3年間得てきましたので、私の中でもこれだけやればもう十分だろうという思いもありました。

ということなどがあり、事務的な手続きは簡略化しますが、土作りにかける情熱や、農薬を最小限に抑える栽培のこだわりは、これまでと全く変わりません。

「認証があるから」ではなく、「ばんばさんの米だから!」と選んでいただけるよう、これまで以上に一粒一粒に責任を持って育ててまいります。

今後とも、私たちの育てた石川の恵みをどうぞよろしくお願いいたします。



3.真空パック包装の終了



包装袋が真空パックから一般的な米袋になります。

真空パック詰めの作業を依頼しておりました会社様のご都合もあり、この度、パッケージの変更を決めました。

真空パックは、開けにくい点や、運搬中ちょっとした衝撃でも破れることもあり、お客様にご心配をおかけすることもありました。

そういったご不便を解消することにも繋がればと考えております。

真空パック包装がなくなりましても、精米したての鮮度を、おいしさを、続けてお届けするためにも鋭意努力してまいります。

長い間、真空パック包装のお米をお選びいただきまして、本当にありがとうございました。



4.基本的な電話対応の時間帯の短縮



 電話対応につきましては、基本的に、平日の9時~12時の間のみのご対応とさせていただきます。

 理由につきましては、人材不足につきまして、このように変更させていただきたいと思います。

上記の時間帯におきましても、現場作業のフォローなどに入っていただくこともあり、電話に出られないことがあるため、その点、ご理解いただけると助かります。

また、スタッフの有給休暇のため急なお休みも有りますので、重ねてご理解いただけますと幸いです。



 以下に、「石川県 特別栽培農産物 認証通知書」を掲載します。

実は、弊社では、コシヒカリは6種類の作付け(令和5年は5種類)、夢ごこちは3種類の作付けで申請していますが、すべて認められていはいましても、「認証番号」は各銘柄に一つしかいただけません。

制度のルール的には仕方ないのかもしれませんが、「あんなに苦労したのに」と、肩から力が抜けてしまうところではあります。





特栽認証(令和5年)
特栽認証(令和6年)
特栽認証(令和7年)

 実は、「環境負荷 低減事業 活動実施計画」という取り組みを通して、「みどり認定」というものを、令和7年、新たに石川県から頂いています。

こちらの方が生産者としてメリットが大きかったためです。

これも多くの書類が必要で大変でした。

ですので、面倒で手を抜くために「石川県 特別栽培農産物 認証」をやめた訳ではありません。

「環境に配慮した取り組み(エコ)をしている人・事業者」ということで「エコ農業者」になります。

この書類が届いたとき、「『みどり認定』と書いていないんですが、間違えていませんか」と問い合わせてしまいました。



みどり認定

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