農薬の使用回数を、特別栽培米の半分以下まで抑えたお米、それが「譲る米」「譲る米『夢』」
農薬の使用回数を、特別栽培米の半分以下まで抑えたお米、それが「譲る米」「譲る米『夢』」
というタイトルですが、
もっと詳しく言うと、
農薬の使用回数を、特別栽培米の「基準の」半分以下まで抑えたお米、それが「譲る米」「譲る米『夢』」
という事です。
今回は、冒頭から「譲る米」のアピールを積極的にさせて頂きます。
どうしてか。
弊社へのお問い合わせに、よく聞かれるお客様のお声にあるのが、
「農薬を使ってないお米が欲しいんですけど」
というものです。
今、ご自身の健康のために、ご家族の健康のために、体に優しいこと、よいことをしようという方が増えているように感じます。
今までともに艱難辛苦を乗り越えてきた体です。
健全な魂は、健全な肉体に宿るとも言われます。
その常に一緒に頑張って、共に泣き、共に笑いあってきた体です。
気遣うのは当たり前だのクラッカーです。
体がなければ、今の自分はいない。
当たり前だのクラッカーです。
ですが、やはりお値段がしてしまいます。
草取りが水田中を含め、畦も半端ないからです。
何度顔までドロドロになりながら、草を握りしめ田んぼの中を歩いたことか。
どうしても、コストの分お値段が上がってしまいます。
そこで、そのお値段のハードルを下げ、少しでもお買い求めしやすく、少しでもお客様のニーズに合う、それでいてご安心頂けるお米は作れないか、という事で、誕生したのも「譲る米」でした。
農薬も除草対策のみのものだけを使用し、病害虫対策のものは使いませんでした。
今世界で問題になっているネオニコチノイド系の農薬を使用していませんので、そこはまずご安心して頂けます。
もちろん種子消毒も、温湯を使った温湯消毒を弊社でやっておりますので、もう、種の段階から農薬を減らす工夫をしています。
今から農薬の使用回数について紹介しますが、回数とは言いながら、含まれている有効な成分数の数になります。
例えば、一袋の除草剤を一度使ったとしても、その一袋の中に4種類の有効成分が含まれていたら、それで農薬の使用回数は4回という事になります。
ここだけ間違わないように願います。
さて、
石川県のお米の慣行栽培の、農薬の使用回数は22回です。
特別栽培米の場合は、半分の11回です。
その特別栽培の半分以下の「5回」で育ったのが、「譲る米(コシヒカリ)」と「譲る米『夢』(夢ごこち)」です。
弊社で、農薬を使用しているものの中では、一番少ない栽培方法です。
①田植時に一度(3成分なのでこれで3回)
②水田中の雑草に一度(2成分なので2回)
①②の合計で、5回使用したことになります。
しかも②の時は、穂の形成前のタイミグで使用しています。
また、②の除草剤は、選択性のもので、雑草は枯らすが稲には影響を与えないものです。
ですので、穂の作られる前ですから、お米に農薬が残りません。
さらに「譲る米(コシヒカリ)」と「譲る米『夢』(夢ごこち)」には、病気や害虫対策の農薬を使用しませんので、これだけで4回分農薬の使用を減らせています。
弊社で使用している病気や害虫対策の農薬は、一つの製品ですが、その中に4成分含まれたものを使用しています。この4回分を減らすことは実に大変なことです。
もし病害虫の被害にあうと、収穫量に影響を与えます。下手をすると全滅という事も考えられます。
病害虫対策の農薬を使わない。
なのに黒い粒、黒い点、のある黒いお米は、ほぼありません。
見事に綺麗なお米です。
それを可能にしているのは、「譲る米(コシヒカリ)」と「譲る米『夢』(夢ごこち)」の栽培方法です。
通常の方法と区別して「譲る米農法」と便宜上いっていますが、この育て方だと、病害虫の農薬は今の所使わずに済んでいます。
仮に使ったとしても、5回+4回で、合計9回です。
合計9回ならば、特別栽培米を名のれます。
もちろん化学肥料の基準もありますので、とりあえず農薬のカウントとしてはです。
でも面白いことに、「譲る米(コシヒカリ)」と「譲る米『夢』(夢ごこち)」は、特別栽培米を名のれますが、前面に出さずにご紹介しています。
農薬使用回数9回の特別栽培米もあれば、
農薬使用回数5回なのに、特別栽培米を名のらないお米もある。
肥料の条件もクリアしているのにも関わらずです。
なぜかというと、私は、「特別栽培米」ぷらす、さらに農薬の使用回数を表示することが当たり前の世の中になって欲しいと思っているからです。
だって特別栽培米といっても、0~11回まで幅があるのですから。
消費者の方はそこまで求めていないよ、と言われも、作り手のこだわりとして、やりたいと思っています。
そこで人に言う前に、自分でできる所からやってみようと、それで、始めました。
また、「私んとこでは農薬を1度しか使っていないよ」といっても、そこに含まれる成分数で、農薬使用「回数」が決まるので、それも前回の記事でも書きましたが、2~8回ぐらいの可能性があります。>
<前の記事>
「農薬を一度しか使っていません」って安心?不安?農薬を1~8回使っている場合もある。
1回しか使っていないのなら、「1度」とは言わず、「1回」と表現するはずだからです。
このカウントの仕方は、特別栽培米のカウント方法ですから、特別栽培米として販売しなければ、このカウント方法に従う必要はありません。
ですから、表現的には「譲る米」も、作業的にも2度だけなので、「2度しか農薬を使っていません」という事も言えます。
5回より2度の方が、受けがいいのは、当たり前です。
でもそんなことをしていたら、お米を真剣に選ぼうとしているお客様が、混乱してしまいます。
なので、私は、馬鹿正直に当たり前のことを当たり前にしようと、このような紹介の仕方をしています。
「どうして『含まれる有効成分数』=『農薬使用回数』になるんだろう。わかりにくいわ」
ということになりますが、そういうもの、と理解するしかありません。
だからこそ、
「農薬の使用回数を、特別栽培米の基準(11回)の半分以下(5回)に抑えたお米」
とした方が分かりやすいと、私は思っています。
でもすごいでしょ。
慣行栽培が22回。
頑張って抑えて、特別栽培米にして11回。
さらに工夫と努力をしなければ、5回なんてできません。
0回にしたら人件費などでコストが一気に跳ね上がります。
価格も抑え、求めやすくするのには、この辺がギリギリラインです。
でもですね、本当は、目指している所、3回です。
「譲る米」も令和2年度産は4回でできました。
ただ令和3年度産は、雑草の量が多く、やむなく5回になりました。
3回でできるように栽培方法の研究と勉強を続けていきます。
最後にそんなこだわりの逸品の紹介をさせて頂きます
安心だけでなく、品種特性を最大限引き出した、お米が次の二つです。
農薬使用回数が少ないですので、玄米も安心して食べて頂けます。
水に浸して発芽玄米にしてGABAアップさせてから、食べてもいいですし、
玄米食デビューの方であるならば、「譲る米『夢』」(夢ごこち)の方を選んで頂けると、モチモチ感があり、始めやすいかもしれません。
また生育が均一になるためか、緑色の未熟米が本当に少なく、
暑さに強くなるためか、胴割れなどの白いお米もほとんどなく、綺麗な玄米になります。
コスト、安心、美味しさ、この3つを追い求めた栽培方法で育てたお米です。
ぜひ、こだわり尽くしたこのお米たち、一度お試しください。
「お値段以上、譲る米!」
と、お客様の心の中の、お気に入りに登録されることを切に願っています。
リズムに合いませんが。
written by てぃ
こんにちわ。
趣味で野菜を作りたいといろいろと考えています。
そのまま食べても甘いニンジン。
軽く焼いて食べるだけで美味しいピーマン。
だしをかけてレンジでチンするだけで美味しいオクラ。
トロトロの液のでる下仁田ネギ。
とれたてをその場で丸かじりが最高のキュウリ。
そんな思いを巡らしながら日々お米づくりを勉強しています。
「もっとお米のことを考えろっ!」!って叱られそうですが、
美味しい野菜と、美味しいご飯の組み合わせって、最高の栄養源、元気の源って感じがしません?
そんな私が、日常の日々の中で見たこと、思ったことなどを皆さんにご紹介させて頂ければなぁと思っています。
こうやってお米って作られるんだぁ、農家の人っていっつもどんな事してるんだろう?
へー、こんなこともしてるんだぁ!
そういう新たな一面というか、そういう驚き?のきっかけになって頂けたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
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