お米の中に一部黒い箇所があるけど、これは何?
Q. お米の中に一部黒い箇所があるけど、これは何?
A. これは、虫がかじった痕です。
↓カメムシ(茨城県農林水産部HPより)
この黒い斑点は、カメムシという虫によるものです。カメムシが、稲の穂が出た後、硬くなるまでの柔らかい時期に、栄養を吸うことで、黒い斑点がお米にでます。慣行栽培では、穂が出た後、農薬を数回散布して、カメムシ類を駆除します。
ばんばの「自然栽培米」や「農薬を使わないこしひかり」では、カメムシにとって田んぼより住みやすい環境を畦や農道につくります。少し高め(長め)に草刈りをし、虫が住めるようにします。
そこには、いろいろな虫が寄ってきて、自然の生態系が作られ,バランス良く虫たちが生活しています。それで、カメムシの被害は減りますが絶えません。そこで、籾摺り後に黒い斑点米などの着色米を取り除くために色彩選別機を導入しています。
機械による選別なのですが、完璧では無くたまには残ることもあります。
「あ~、そんなこともあるんだ」と思っていただければ幸いです。
また、食べられるのか、という点ですが、食べれないことはないですが、栄養を吸われて黒くなったお米です。
栄養やうま味、触感は劣ります。
私は、食べません。
でも、そのお米をよけながら同時にこう思います。
虫も好かないようなお米よりも、虫も好くお米の方が安心です。
だって、虫が無視できないくらい、無性(むしょう)に食べたくなるお米です。
もう一度繰り返します。
虫が無視できないくらい、無性(むしょう)に食べたくなるお米です。
虫のお墨付きをもらっているお米です。
お墨付きのその証拠に、黒く(墨がついたように)なっています。
これが本当のお墨付きです。
ちなみに、色彩選別機は、すごい機械で、いまだに見るたびに感動します。
上から下に滝のように、ものすごいスピードで流れる玄米を、ものすぐごく明るい光で照らし、黒色のお米などがありましたら、プシュっと風の勢いで吹き飛ばします。
何がすごいかと言ったら、滝のようにお米が流れている中、黒色のものがあったら、ピンポイントでその一粒だけを狙い撃ちして吹き飛ばすところです。
俊敏!
一体どんな仕組みなのやら。
黒色!と識別した瞬間、あの小さなお米を一粒だけを飛ばすんです。
すぐ隣にもお米はたくさんあるのに、その黒色のものだけを吹き飛ばすのです。
本当に感動感動です。
ばんばの「自然栽培米」や「農薬を使わないこしひかり」は、農薬を使用しないのでカメムシもたくさんやってきます。そこで、慣行栽培のお米と比べると色彩選別機を通す回数を増やして黒い米や異物を取り除きます。そして、厳選されたものだけをお客様にお届けしております。
そんな、ばんばの「自然栽培米」や「農薬を使わないこしひかり」を一度お試しください。
written by てぃ
こんにちわ。
趣味で野菜を作りたいといろいろと考えています。
そのまま食べても甘いニンジン。
軽く焼いて食べるだけで美味しいピーマン。
だしをかけてレンジでチンするだけで美味しいオクラ。
トロトロの液のでる下仁田ネギ。
とれたてをその場で丸かじりが最高のキュウリ。
そんな思いを巡らしながら日々お米づくりを勉強しています。
「もっとお米のことを考えろっ!」!って叱られそうですが、
美味しい野菜と、美味しいご飯の組み合わせって、最高の栄養源、元気の源って感じがしません?
そんな私が、日常の日々の中で見たこと、思ったことなどを皆さんにご紹介させて頂ければなぁと思っています。
こうやってお米って作られるんだぁ、農家の人っていっつもどんな事してるんだろう?
へー、こんなこともしてるんだぁ!
そういう新たな一面というか、そういう驚き?のきっかけになって頂けたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
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