「気・血・水」と「譲る米(ゆずるまい)」
「気・血・水」と「譲る米(ゆずるまい)」
今回のテーマですが「気血水」と「お米」がどう関係あるのでしょうか。
東洋医学というか漢方の考え方で「気血水」という言葉をよく見たり聞いたりします。
私も少し教えてもらったことがあるので、私の理解を通して、お米とどうつながるのか、考えてみます。
当然「気血水」の解釈は、その方その方、たくさんあるようですので、その中の一つと思って聞いて頂ければと思います。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
1.気血水とは健康をはかる物差し
2.気血水の関係
3.気血水とは
①「気」とは
◆「気」とは、エネルギ-。
◆「気」とは、体内の電気信号。
②「血」とは
③「水」とは
4.気血水の流れの良し悪しでの変化
①流れのよい例
②流れの悪い例
5.気から始まる「気血水」
①気が流れれば血が流れる。
②血が流れれば水が流れる。
6.「気」というのは「氣」
7.長生きに最適な食事として「玄米」が!
8.「氣」は「米」、安心できる「譲る米(ゆずるまい)」
①見るだけでも自ずと元気がわく、植物の生長
②溢れんばかりのエネルギーの元は「米」と書いて「元氣」
③玄米から安心できるお米を!
9.「玄米」にこだわるから「譲る米(ゆずるまい)」
10. 「気・血・水」と「譲る米(ゆずるまい)」
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1.気血水とは健康をはかる物差し
「気・血・水(き・けつ・すい)」と読みますが、誤っても「いーおけつ」とは読まないでください。
これは、人間の健康状態を確認する言葉です。
つまり、「気血水」がしっかり流れているかどうか、でその方の健康状態を確認します。
「気血水がしっかりとよどみなく流れているから、健康です」
とか、
「あの方が元気なのは、気血水の3つがしっかりと流れているからです」
という使い方をします。
そうそう、こういうと、「気血水」のことが分かりやすいかもしれません。
統計学。
人の健康・病気と、気血水を見た時の、統計学的見地からの考え方。
だから、全ての人に100%当てはまらないかもしれないけど、おおむねそんな感じがする。
こう思って見てはいかがでしょうか。
2.気血水の関係
この関係こそ大事なのですが、あまり知る人がいません。
「気が流れれば、血が流れる」
「血が流れれば、水が流れる」
この関係がとても大事です。
これを反対にして、
「水が流れれば、血が流れる」
「血が流れれば、気が流れる」
とは、なりません。
「気が流れれば、血が流れる」
「血が流れれば、水が流れる」
この関係を知ることが大切です。
3.気血水とは
①「気」とは
◆「気」とは、エネルギ-。
エネルギーなんて、と思うかもしれませんが、目に見えないエネルギーを表す言葉を、子供の時から使っています。
ドラ〇ンボールで有名な「元気玉!」が分かりやすいです。(ドラえもんボールではありません)
「元気」「勇気」「平気」「Hey Siri!」「活気」「強気」「弱気」「士気」「病気」「殺気」「鬱気」「気合」「気持ち」「気持ちのいいひと」「気力」など、目では見えないけれども、感じるものはあります。
「あの人元気なさそう」
「平気そうで良かった」
「この商店街、活気あるね」
「あの人、いつも強気やね」
「あの人、弱気になってるから、気合入れてあげて」
「あの人、何に対しても無気力だね」
など、何気なく使います。
「何? エネルギー? 胡散臭いなあ」
と、眉毛に唾をつける方もあるかもしれません。
決して眉唾ではないと私は思っています。
分かりやすいのは、
「あの人、弱気になってるから、気合入れてあげて」
「元気分けてあげてよ」
だと思います。
気が少なくなって弱気になっていると感じているから、気を補おうとします。
誰かから教えてもらうことなく、そうしています。
気合の入れ方も、
「3・2・1だぁ!!!」と猪木さん風でもいいですし、
「大丈夫、大丈夫、君なら大丈夫!」
「そうか、そうか、一緒に頑張ろう」
と温かい声をかけたり、叱咤激励の場合もあるかもしれませんし、
言葉少なにバーンと背中を叩いたりする場合もあるかもしれません。
また、静かに寄り添ってくれるだけでも気がほぐれる時もあります。
そこに何かしらのエネルギーの移動があったと考える方がしっくりします。
お葬式が続いたときには、気が滅入ってしまいます。
USJやディズニーランドなどの遊園地に行くと、テンションが上がります。
どうやら、この「気」というものは、触れなくても、入ってきたり、出ていったりするようです。
◆「気」とは、体内の電気信号。
体内の電気信号を「気」という場合もあるようです。
これはわかりやすいですよね。「電気」の「気」ですから。
今、脳の情報伝達も、筋肉を動かすのも、電気信号であるとわかってきました。
電気信号で、筋肉を動かす健康機器、トレーニングマシーンもあるので、想像しやすいと思います。
鍼灸師の鍼も、電気の流れを整えるものだといわれます。
ベテランの鍼灸師の先生は、鍼を指すことにより、電気信号を操り、指を動かすこともできるそうです。
ツボ(経穴)や経絡に鍼を指すのも、電気信号の通路だからのようです。
②「血」とは
「血」とは、血の事です。血液です。
主に栄養と酸素を運んでくれます。
イメージ的に、上水道。水道です。
③「水」とは
「水」とは、リンパ液の事です。
主に、老廃物、免疫を運んでくれます
イメージ的に、下水道。汚水です。
もっというと、ごみを吸い取る、掃除機です。
4.気血水の流れの良し悪しでの変化
「気が流れれば、血が流れる」
「血が流れれば、水が流れる」
この関係はどうあらわれるのか。
①流れのよい例
気力溢れる人で、青白い顔をしている人はいません。
赤々と、血の気のある顔をしています。
血の気とは、血行のいい状態です。
そういう人は、年老いても病気をあまりせず元気なものです。
気血水は連動しています。
気の流れのいい人は、
血の流れもいいですし、
血の流れのいい人は、
水の流れもよく、
病気はあまりしない場合が多いです。
②流れの悪い例
悲しい出来事があり、前を向いて生きる元気が出ず、うつむいてばかりいる人で、赤々とした血の気のいい顔をしている人は、少ないのではないでしょうか。
だいたい青白い顔をしているものです。唇も青白くなっていて、
「お前、死人のようだぞ、何があった。俺に話してくれ。これ以上見ていられない」
と思わず声をかけてしまう場合があります。
そういう場合、若年性認知症やがんなどの病気になりやすいという事も聞いたことがあります。
気の流れが止まっているから、
血の流れがよどんでしまい、
血が流れないから、
水も流れが悪く、リンパが流れず、老廃物がたまり、免疫もうまく機能できずに、病気になってしまう。
このような関係性があるようです。
5.気から始まる「気血水」
①気が流れれば血が流れる。
気血水を流すためには、まず「気」が大切になります。
元気、気力のある人は、血色よく、ほっぺも唇も赤々としています。
筋肉は電気信号で動きます。全身へ血液を送り出す心臓も筋肉です。
心臓は、体の発電機としても考えられることもあり、心臓で起こした電気で自分も動き、また全身に巡らせ、恒常性を保っているそうです。
だから脳死をしても、体は生きているように温かいのもこのためだと聞いたことがあります。
(聞いた話ばかりですみません)
この心臓から発電された電気を、体を各所に運んでくれる送電線の役割を担うのが、神経系であったり、経絡といわれるものです。
指先の動きが悪い、腰が痛い、とかの場合、その送電線に問題があると考えられ、その異常個所を鍼灸治療で調整するので、鍼の後は、体が動くとなるようです。
電気があれば筋肉が動きます。血管も筋肉です。大きな血管の周りにはだいたい筋肉があります。
ふくらはぎは第二の心臓と言われますので、スクワットをしたり、つま先立ち、かかと立ちをすると、体が温かくなります。
電気信号により筋肉が動けば、血液の流れ、血液が流れます。
TVショッキングでもよく見るように、お腹や足に貼ってスイッチを入れるだけで、エクササイズできる健康機器も手軽に買える時代になりました。
自分で動かさなくても、ふくらはぎに貼ってスイッチを入れるだけで、筋肉が動くので、ポカポカしてきます。
そういう機器の場合、その部分しか刺激しないので、やんわりとしか温かさを感じる事は出来ません。
自分でつま先立ち、かかと立ちをする方が、わりと全身の筋肉を使うので、すぐに熱くなります。
つまり、電気信号により筋肉が動けば、血液の流れ、血液が流れます。
その証拠に、電気刺激をやめると、体が冷えてきます。筋肉の動きが弱くなるからです。
②血が流れれば水が流れる。
次に、血の流れと水の流れの関係に移りますが、血流がよくなるとリンパ液の流れもよくなります。
「リンパマッサージで足のむくみがとれた」
「リンパを流してあげると、顔が小さくなった」
とか聞きます。
これ、顔半分だけでもやると、目の大きさなども変わって見え、本当にビックリします。
ちなみに、意外に知られない方が多いので、この記事を読まれた方は、ラッキーです。
知っていた方はいいですが、知られなかった方は、これを機に改善することをお勧めします。
実は、リンパは基本一方通行ですので、流す方向が大切になります。
ただやみくもに流していてもダメです。
強引に反対側に流すと、リンパの流れが逆に詰まったりして大変なことになります。
結果の出ない方は、流す向きが間違っているのかもしれません。
「7大リンパ」が基本です。
1、耳下腺リンパ
2、頸部リンパ
3、鎖骨リンパ
4、腋窩リンパ
5、腹部リンパ
6、鼠経リンパ
7、膝下リンパ
おへそを中心に大雑把な向きはとらえやすいです。
頭からはおへそを向かって、上から下に流し、足のつま先からはおへそに向かって、下から上に流す。
1、耳下腺リンパ
2、頸部リンパ
を流したら、最後、
3、鎖骨リンパ
に流し込んでやる。
3の鎖骨リンパに流し込むことをしないと、効果がなかなか出にくいそうです。
これは、あくまで、大雑把な流す向きですが、顔などはややこしいです。
筋肉の向きがパーツごとに違うので、その箇所その箇所でのリンパのマッサージの仕方・方向が違います。
例えば、おでこの横しわ、花の下の縦じわで、縦横違うのは筋肉の向きの違いです。
おでこのしわや、鼻の下のしわを薄くしたいと、リンパマッサージをしていても、逆にクッキリしてきたというのは、マッサージをする向きが違っている場合があるそうです。
よく顔面をローラーで往復運動しているのを見ますが、リンパは一方通行なので、リンパの流れに合わせて片道運動した方がいい、と教えてもらったこともありました。
話を戻しますが、
「血が流れれば水が流れる」
というのは、血流がよいと、自ずとリンパも流れるという事です。
先に、血流とリンパの流れを、上水道と下水道で例えました。
下水道を流すには、上水道を流すことです。
上の水を流せば、下の水も流れます。
下水道の水が流れないのは、上から水が流れてこないからです。
血流がよくても足がむくむのは、膝の裏の膝下リンパ節や、コマネチ部分の鼠径リンパ節に、リンパ液が詰まっていて交通渋滞している場合が多いようです。
リンパ液は掃除機の役割もしていますので、老廃物や、菌やウイルスの死骸が含まれているようですので、滞ったら大変です。
生暖かい所に、生ごみを置いておくと大変なことになります。
ちなみに、一日中立ち仕事をされている方は、足がむくんで当然です。
重力がありますので、水は下にたまります。
そうそう、下半身は冷えるけど、上半身は汗をかくほど熱がりを気にされてリう方がありますが、これもリンパ液の事をしると納得します。それは、また別の機会に紹介できたらな、と思います。
上の水を流せば、下の水も流れるように、
血流がよいと、自ずとリンパ液も流れます。
血がしっかり流れているのに、リンパ液が流れないのは、リンパ節で渋滞が起こっている場合がありますので、その場合は、そのつまりをとってやる必要があるのかもしれません。
6.「気」というのは「氣」
「気血水」ではどれも大切ですが、まず大切なのは「気」です。
「気が流れれば、血が流れる」
「血が流れれば、水が流れる」
調子が悪い時、「気血水」の視点から、自分の体を振り返ってあげるならば、まず「気」を流してあげることを心がけた方が効率が良いです。
なので、気力体力をつけようとする時には、「英気」を養うとも言われます。
実はこの「気」、本当は「氣」という字を使います。
雲が空に流れる様子を表した「气(きがまえ)」の下に「〆(締める)」と書くか、「米」と書くかで変わります。
◆「〆(締める)」の場合は、エネルギーを閉じ込める。
◆「米」の場合は、米から立ち上がる湯気を表したり、そんなお米を食べて元気100倍、エネルギーが四方八方に広がっていく。
というような意味合いがあるそうです。
まぁ、こういったものにはいろいろな説がありますが。
こういった説もあるんだなぁ、と思って頂けたらと思います。
ぶっちゃけ、シンプルになっただけのような気もします。
ここまで来てピンときた方もあるかと思います。
「それで、ここで初めて、『氣血水』と米が結びつくんだな!!!」
そうなんです。
エネルギーを取り込むためには、まず食べる事。
食べなければ死んでしまいます。
エネルギーがなくなるからです。
なくなったらどうしたらいいのか。
電池と同じで、充電したらいいんです。
それが、食事です。
私たちは、食べものから栄養を吸収し、日々を生き抜く元気・エネルギーに変換しています。
じゃあ、何を食べていてもいいのか。
食事のバランスは当然大切です。
その中で、抜かしてはいけないのは、「お米」です。
私たちの遺伝子に関わってきたもの、中国何千年の歴史、日本の歴史を振り返っても分かりますが、それは「米」なんです。
7.長生きに最適な食事として「玄米」が!
つい先日このようなニュースを見ました。
豆類(豆・エンドウ豆・レンズマメ)
全粒穀物(オーツ麦・大麦・ #玄米 )
ナッツが多い食事、
赤身肉と加工肉が少ない食事、
だそうです。
「それだけ」ではなく、「多い」「少ない」ですから、あくまでバランスなんですね#SmartNews https://t.co/rTmQFsYpje
— 米農家 ばんば@自然と共に (@banba_rice) February 11, 2022
「食生活の改善で、寿命が10年延びる」という研究結果があったようですが、
その中で、長生きに最適な食事として、
そこに「玄米」との記述がありました。
なんと、「うまい」話しではありませんか! 米だけに。
そうそう、「お米は、うまい。だから、う・まい」なんです。(私が勝手に思っています)
これが麦だったら、「う・が」。 つまり、美味しいものを食べた時、「うが!」と叫ばなくてはなりません。
これがパンだったら、「う・パン」。 つまり、美味しいものを食べた時、「うぱん!」と叫ばなくてはなりません。
これが麺だったら、「う・めん」。 つまり、美味しいものを食べた時、「うめん!」と叫ばなくてはなりません。
(「うめぇ!」に近いから、これはありかも。)
それにしても、この研究結果からも、頭のページ数(頁)を増やすといわれる豆は、さすがですね。
これだったら、納豆ご飯は、最強の組合わせになります。
納豆ご飯を基本として、おかずを選んでもいいのかもしれません。
注目すべき点は、「食生活の改善で、寿命が10年延びる」食材として、長生きに最適な食事として選ばれたものの一つが、「玄米」であったという点です。
「育てやすい、収穫効率が良い、保存がしやすい」の3拍子揃っているだけでなく、栄養面からも、それが生み出すエネルギーの観点からも、とても優れているようです。
「お米農家だから、お米を推している」
という事ではなく、実際にそういう理由があるから、お米を紹介しています。
8.「氣」は「米」、だから玄米から安心できる「譲る米(ゆずるまい)」
「氣」の漢字で考えた場合、エネルギに―にみち溢れたお米、エネルギッシュなお米、食べたら元気が出るお米、とは何だろう?
生産者なら考えたことがあるのではないでしょうか。
①見るだけでも自ずと元気がわく、植物の生長
家庭菜園をされている方も、考えたことはあると思います。
植物の生長は、見るだけでも自ずと元気がわいてきます。
私も、子供に植物の生長を見て育って欲しいと思い、家庭菜園を始めました。
緑色のものが育っていく、大きくなっていく。
最初双葉しかなかったのに、気付いたら、茂っている。
どこからそんなパワーが、生命力が溢れているんだろう。
ドキドキしながら、植物の生長を見守ってしまいます。
ときどき野菜の葉っぱを見ていると、緑色の生き物がいるのに気が付きます。
そうすると、気持ち悪いと思いながらも、その芋虫やら毛虫を排除します。
「これで元気に育てるだろう」
と、心の中で野菜たちに話しかけてしまいます。
植物なんだけど、接し方は植物でない。形は違えど、命の限り必死に生きている野菜や稲。
そう思って感情移入して接してしまいます。
②溢れんばかりのエネルギーの元は「米」と書いて「元氣」
「元気」「健康」「活力」を追い求めているけど、「エネルギー」とか聞くと、急に胡散臭く感じる場合がある。
けれど、そう表現する方が分かりやすい気もする。
SDGsなど、環境問題の話になると「エネルギー」問題などと、この言葉はよく使われる。
そういう場合には、胡散臭くは感じない。
なかなかに言葉遣いは難しい。
「元氣」とは、「溢れんばかりのエネルギーの元は、米」と、解釈することもできると思います。
それは、漢字を使う、中国、日本はもちろん、「食生活の改善で、寿命が10年延びる」という研究結果に「玄米」食が挙げられたように、私たち人間に、特にあてはまる解釈だと感じます。
③玄米から安心できるお米を!
「食生活の改善で、寿命が10年延びる」という研究結果で、「長生きに最適な食事」として紹介されたのは、白米ではなく『玄米』です。
それだけ、玄米には栄養が溢れ、生きる活力に満ち溢れているからです。
なぜ活力に満ち溢れているのか。
玄米は、種です。
次の世代に命を繋げる、大切な役割があります。
本来はもみ殻に覆われていますので、種もみとも言います。
◆粒数からいうと、種もみ1粒から400粒ほどとれます。
◆重さからいうと、種もみ1粒0.0215gから400粒9gとなります。
品種や育て方で、だいぶ変わりますが、こういう感じと思って頂ければと思います。
これだけみると、その収益性に驚かれることかと思います。
400倍のリターンがあります。
投資物件としたら最高ではないでしょうか。
<参考サイト>
粒数からいっても、重さからいっても400倍になります。
言葉を変えれば、玄米一粒には、400粒を実らせる目に見えない勢力、生命力、エネルギーが包含されているとも言えます。
玄米も胚芽さえ傷ついていなければ、芽が出てきます。
莫大な生命力を包含しつつ生きています。
なので、いかにそのエネルギーを余すことなく、効率よく体に摂り入れるのかが、とても大切になります。
そのため「玄米食」「発芽玄米」「酵素玄米」などと、いろいろとその生命エネルギーを摂り入れるための方法が模索されています。
それらの単語を皆さんも聞いたことがあるかと思います。
ただ盲点がありまして、ただ玄米を食べればいいというものではないのです。
「玄米」だから何でもいいと、飛びついてはいけないと、考えています。
「ええっ!!」
と思われるかもしれませんが、見落としがちな所ですが、かなり大切なポイントです。
なぜかというとそれは、『農薬』問題です。
農薬を何回、何成分使われたかなどの大雑把な栽培履歴は、分かりやすい時代になってきました。
けれど、その通り栽培されたかは、正直わかりません。
農薬は、何回、成分数も大切ですが、使用期間、つまり、いつ使ったかが大切になります。
何回、成分数からすると少なくても、その使用が、農薬が残る可能性がある期間に使われていたらどうでしょう?
だから私は、お客様に安心頂けるように、譲る米シリーズでは、この様に紹介しています。
特別栽培米だけれども、あえて特別栽培米を表に出さず販売しています。
新たな試みです。
本当の意味で、食べて頂く方に、安心・安全、安心感をお届けしたいと思い始めました。
数字をみて気持ち的には「安心感」、実際の体的にも「安心・安全」です。
こんな手の込んだ表現をして公開しているのは、ネットを調べてみても「譲る米」シリーズだけです。
食べて頂く方、消費者の立場から安心して頂けるお米をと想い、「譲る米」の栽培を始めました。
それだけ、『農薬』は根深い問題です。
それに合わせて、「農薬」は糠層の脂質の部分に蓄積させれる傾向があるようです。
なので、玄米食では、農薬の使用回数、成分数はもちろん、いつまいたのか、のタイミングも大切になります。
9.「玄米」にこだわるなら「譲る米(ゆずるまい)」
「玄米」にこだわるのなら、農薬の使用回数、成分数はもちろん、いつまいたのか、のタイミングも大切になる、ということに触れました。
それはどうしてかといいますと、
「農薬」は糠層の脂質の部分に蓄積させれる傾向があるからとも、触れました。
そして、その農薬のタイミングについては、消費者の方は、ほとんど知ることができません。
また、農薬が残っているかどうかも、コストの関係で農家では、調べることができません。
検査には、たくさんお金がかかります。
なので、農薬をまいたタイミングを知るという事は、とても大切な事になると思っています。
店頭で量り売りをされているような、お米屋さんの方々とお話ししていると、
「特別栽培米でも農薬が少ないものや、無農薬のものしか、玄米では販売しない」
と教えてもらったこともあります。
「流石プロ!」
と、そのこだわりと信念に感動したこともあります。
ただ、無農薬のものは、価格が高いです。生産者からすると仕方がないです。
だけれども、消費者の方からするときっと、仕方がない、ではすまないはずです。
食べ続けれるように少しでも安くなって欲しい。
「安心感、安全なものを少しでも安く買いたい。そして食べ続けたい」
こう日々願っておられるのではないでしょうか。
私も同じです。
2歳になる子供のために、イチゴを買ってやりたい。
でも買えるのは、3割引きか半額の時だけ。
安い冷凍ものを見つけて、よっしゃあ!と思って裏を見たらチリ産とか。
ありゃりゃ。
国内のものでもわからないのに、国外のものの農薬の使用状況なんて、正直わかりません。
今では、四季なりイチゴを、プランターに植えている次第です。
私は、農薬の使用方法を厳守することは当然の事として、さらに、農薬を使うタイミングを、お米の子供が出来る前に使ったりすることで、時間的距離をとることが、農薬との距離感であり、向かい合い方だと思っています。
そうすることにより、直接お米に農薬が付くことはまずないからです。
野菜や果物は、食べる部分に直接農薬を吹きかけるものが多いですが、お米は工夫と努力で、それを避けることができます。
だからこそ、「タイミング」です。いつ農薬を使ったのか。
そういう点では、「譲る米」農法で育てた「譲る米」のコシヒカリ、夢ごこちは、それを知れるという意味でも、他に類を見ない、正直なお米であり、本当の意味で農薬を減らした、お米とも言えます。
農薬を知ると驚くのですが、譲る米シリーズでは、最後に水田内で除草剤を使用してから、お米を収穫する稲刈りの間に2ヶ月以上間が空いています。
お米の子供である幼穂の出来る前に、使用しています。
それに対して、野菜は食べるものそのものに農薬を散布します
トマトなどは、農薬をまいても24時間後であれば収穫できる、そういった農薬もあります。
「えっ!ほんと!!」
と、驚くかもしれませんが、それが農薬の実態です。
食の安全とは何なのか?
農薬とどう向き合っていけばいいのか?
私は、農薬の使用方法を厳守することは当然の事として、さらに、農薬を使うタイミングを、お米の子供が出来る前に使ったりすることで、時間的距離をとることが、農薬との距離感であり、向かい合い方だと思っています。
全てのお米では難しいですが、まずはそこにこだわったお米を作ろうと、それが譲る米シリーズです。
もし譲る米シリーズの農薬数、農薬のタイミングでも心配という方がいらっしゃいましたら、もっと気をつけるべきは、野菜や果物です。
野菜や果物では、農薬は仕方がないと、その分をお米で農薬のリスクを減らしたいというのであれば、「なるほどな!そんな考え方・バランスのとり方もあるのか」と新たな角度に逆に納得させられます。
こういう説明の仕方をすると、野菜や果物の悪口を言っているように感じてしまわれる方もあるかもしれませんが、そんなつもりはありません。
私自身、ほんのわずかではありますが、家庭菜園で無農薬での野菜や果物の栽培にチャレンジしております。
そうして分かったことが、病気にはならないのですが、虫がついてしまうという事です。
ですから、野菜農家さんの規模になると、農作物づくりは、燃えるような情熱と努力研究工夫なくしては絶対にできないことだと知らされ、心から尊敬しています。
お米や野菜や果物の農薬を本当に気にするのなら、防腐剤などの食品添加物こそ気をつけた方がいいかもしれません。
また、トランス脂肪酸も気をつけるべきものです。
厚生労働省のHPにもありますが、驚くべきことに農林水産省のHPに、トランス脂肪酸の健康に与える影響などが細かく解説されているほどです。
トランス脂肪酸は、マーガリンやマヨネーズ、ショートニング、クッキー、パイ、コーン系のスナック菓子、クリームなどにも多く含まれています。
私たちが、ちょっと一息に、休憩に、気晴らしに、ストレス発散に、欠かせない調味料として、慣れ親しんだものばかりです。
というように、気をつけなければならないものは今の時代、身の回りにあります。
安く美味しいものを、と思えば、「トランス脂肪酸」が含まれていますし、
食中毒にならないように、また同時に安く美味しくするために、保存料などの「食品添加物」が使われるわけですし、
全ての人が適切な価格で野菜を買えるように、安定した供給のために「化学肥料」や「農薬」が必要なわけですし、
夏目漱石の草枕の言葉をお借りするならば、「とかくに、人の世は住みにくい」であり、
本当に、なかなかに難しい人の世です。
だからといって、「化学肥料」や「農薬」がどうでもいいというわけではありません。
抑えるべきところは可能な限り抑えるべきだと考えています。
圃場内では、化学肥料を一切使わず、焼却処分されるはずだった、野菜の栄養で育ったお米。
農薬においてもネオニコチノイド系を含む殺虫剤を使わず、農薬を極力抑えて育ったお米。
それが譲る米シリーズです。
今は、譲る米は、今、コシヒカリと夢ごこちの2種類だけです。
誰もが食べたことのあるコシヒカリで、食べ比べて頂きたい。
なかなか口に届かない、幻のお米・夢ごこちで、感動して頂きたい。
弊社にも以前から特別栽培米の「夢ごこち」があります。
さらに有機肥料にこだわり、農薬を抑えたのが、「譲る米『夢』(夢ごこち)」です。
「玄米」にこだわるなら「譲る米(ゆずるまい)」
といったのは、こういった理由からです。
「玄米」を選ぶなら、農薬の使用回数が少なく、そのタイミングにもこだわったお米です。
それは、なかなかわかりません。
調べたり聞いて確認するしかわからないことですが、大切なポイントです。
10. 「気・血・水」と「譲る米(ゆずるまい)」
まとめると、
気血水でまず大切なのは、「気」。
「気」は「氣」であり、そのもとは「米」にある。
米といっても、特に「玄米」が長生きにいいとの研究結果。
なれば「玄米」といっても、農薬の少ないもの、タイミングにこだわったものがオススメ。
「そんな玄米があるものか!」と聞かれたら、、、
答えてあげるが世の情け。
みんなの健康守るため、お米にトコトンこだわった!
愛と真実を米で貫く、ラブリー・チャーミーな「ゆずるまい」!
農薬!減らした!野菜で育ったお米には、一等級の「譲る米」、明るい未来が待ってるぜ!
にゃ~んてな!
「玄米」で食べるなら、農薬を減らしたものはもちろん、タイミングもこだわったものを選んで頂きたいです。
その時に「譲る米」シリーズを選んでくれたら、嬉しいです。
「譲る米」をきっかけに、楽しいお米生活「米活」となりますように。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
お米と全く関係ないような、気血水を考えている、そんな農家が最近考えていること。
お米の栽培方法が時代とともに、
どのように変わってきたのか、
どのように注目を浴びてきたのか、
これから望まれるお米づくりとは何か、
というポイントに着目して、端的にまとめてみたのが次の4つの世代です。
(あくまで私個人の見解です)
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【求められた4つの世代】
◆第一世代「化学農法」:化学肥料・農薬 栽培
◆第二世代「有機農法」:有機肥料・無農薬 栽培
◆第三世代「自然農法」:無肥料・無農薬 栽培
◆第四世代「循環農法」:廃棄野菜肥料・減農薬 栽培
【誰に求められたのか?】
◆第一世代「化学農法」:人に求められた
◆第二世代「有機農法」:人に求められた
◆第三世代「自然農法」:人に求められた
◆第四世代「循環農法」:いま、世界が求めている
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年代のイメージ的には(私個人の見解です)
◆第一世代「化学農法」:1950年頃(トトロの時代)
◆第二世代「有機農法」:2000年頃(シドニー五輪)
◆第三世代「自然農法」:2010年頃(なでしこジャパン「W杯優勝」)
◆第四世代「循環農法」:2022年以降(SDGs)
私が10年ほど前から「できたらいいな」と構想していたもので、SDGsを意識して組み立てた農法ではありませんが、廃棄野菜を再利用した肥料を用いる「譲る米」農法は、食品ロスを削減できる立派な「循環型」農業だと、思っています。
ただ焼却処分されていた廃棄野菜。
生ごみは焼却処分されるとき、二酸化炭素と、ダイオキシンを発生させます。
空気汚染させます。
食品ロスを再利用という形で有効活用し、その「生命力」を次の食糧へと繋げ、空気汚染まで削減する。
化学肥料を使わないので、硝酸態窒素の土壌汚染を防ぎ、マイクロプラスチックも、川はもちろん海へも流出させません。
全体の量からすると、まだまだで、スズメの涙以下の貢献具合です。
だけれども、この挑戦は価値ある一歩と思っています。
今の自分にできる事。農業従事者としてできること。
世界の環境、というとスケールが大きすぎるので、まずは日本から、それでも大きいので、まずは石川県から。
その環境と食を守り、貢献していきます。
ですので、あえてタイトルを
第4世代のお米「循環農法」=「譲る米」。
としたのは、そういう想いがあったからです。
応援して頂けたら嬉しいです。
どうか今後ともよろしくお願い致します。
そんなSDGsの取り組みに関われている、ドキドキするような夢いっぱいのお米はコチラです。
【譲る米(コシヒカリ)】
「えっ!これもコシヒカリ?」と驚かれます。
【譲る米『夢』(夢ごこち)】
炊き立ても、冷めても、2度美味しい不思議なお米。
「えっ、冷めてから食べるとまた別の美味しさがある!本当に同じお米?」
そのモッチリ感、旨み、一度食べると抜け出せなくなります。
「コシヒカリ」と「夢ごこち」を交互に食べられる方も多いです。
「コシヒカリ」5㎏食べたら「夢ごこち」5㎏食べて、また「コシヒカリ」5㎏食べる、というようにです。
(私もその一人です)
ぜひ一度お試しを! そして、楽しい米活を!
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written by てぃ
こんにちわ。
趣味で野菜を作りたいといろいろと考えています。
そのまま食べても甘いニンジン。
軽く焼いて食べるだけで美味しいピーマン。
だしをかけてレンジでチンするだけで美味しいオクラ。
トロトロの液のでる下仁田ネギ。
とれたてをその場で丸かじりが最高のキュウリ。
そんな思いを巡らしながら日々お米づくりを勉強しています。
「もっとお米のことを考えろっ!」!って叱られそうですが、
美味しい野菜と、美味しいご飯の組み合わせって、最高の栄養源、元気の源って感じがしません?
そんな私が、日常の日々の中で見たこと、思ったことなどを皆さんにご紹介させて頂ければなぁと思っています。
こうやってお米って作られるんだぁ、農家の人っていっつもどんな事してるんだろう?
へー、こんなこともしてるんだぁ!
そういう新たな一面というか、そういう驚き?のきっかけになって頂けたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
そんな私が働く「ばんばのお米」のホームページは
コチラ↓
「ばんばのお米」ブログはコチラ↓
ばんばのブログ https://vanva.co.jp/blog/
その中の私の記事はコチラ↓ みてね♪
https://vanva.co.jp/blog/archives/category/justbecause/
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