ネオニコチノイド系殺虫剤を使用していない『譲る米』の存在意義と可能性。

ネオニコチノイド系殺虫剤を使用していない「譲る米」の存在意義と可能性。

今回このようなタイトルにしたのは、つい先日、11月6日の夕方テレビをつけた時に、ネオニコチノイド系殺虫剤の簡単な特集をしていたからです。

番組名はわからないけど、MROのニュースでした。

その時に出ていたグラフが強烈で、印象的でした。

すぐにスマホでその映像を記録したので、本当はそのグラフだけでもこのブログに掲載したいと思っていたのですが、こういう事の転載は、いろいろとありますので、転載はせずに、下手な文章ですが、この記事で紹介したいと思います。

このネオニコチノイド系殺虫剤の不安点を知れば知るほど、手前みそな内容になるかもしれませんが、「譲る米」農法のこれからの可能性が、ますます明るい未来に繋がるのではないかと感じています。

別に「譲る米」でなくとも、同じような栽培方法で育てた農産物が増えたらいいなぁ、とは願っています。

そのきっかけに、その気付きに「譲る米」がなってくれたら嬉しいです。

 

このニュースの特集で、考えさせられた衝撃のグラフはどんなものだったかといいますと、

「自閉症、広汎性発達障害の有病率」と「農地単位面積当たり農薬使用量」のブラフの対比でした。

オーストラリア、スウェーデン、カナダ、デンマーク、アメリカ、イギリス、日本、韓国における上記テーマの比較でした。

それがなんと農薬の使用量と、発達障害の有病率がぴったりと合っているんです。

簡単に言いますと、農薬の使用量が多い国ほど、発達障害の有病率が多いという結果になっていました。

グラフの転載はしませんが、おそらくもとになったであろうレポートを発見しましたので、URLを掲載しておきます。

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市民のためのがん治療の会

発達障害など子どもの脳発達の異常の増加と多様性
『原因としてのネオニコチノイドなどの農薬,環境化学物質(上)』

環境脳神経科学情報センター・代表 黒田 洋一郎

http://www.com-info.org/medical.php?ima_20170725_kuroda

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対比のグラフは、このレポートの下の方にあります。

この問題点を見ると、今、我が子も1歳9か月になりますので、とても不安になります。

外を散歩していても、触ったものをすぐに口に入れようとしたり、手を洗ってもないのに指を口に入れます。

いつ、どこで、どんなものが子供の体に入ってくるかもしれませんので、本当に心配になります。

この時期の子供は、特に脳や神経系がものすごいスピードで成長していると思うので、特に不安が残ります。

特にこの記事で、「農薬反~対!」とか、農薬に対する不安を強調して不信感を煽るようなことはしたくありませんし、するつもりもありませんが、一人の親としての率直な気持ちも書いていきたいと思います。

残留農薬という事については、私個人の意見としては、適正なタイミングで、適正な量を使えば、農産物には残らないという、農薬メーカーのエビデンスを信用しています。

彼らもそのエビデンスのために費用をかけているからです。

ですので、お米や野菜などの農産物を求められる際には、作り手の顔や履歴のハッキリしているものを購入する機会を増やされたらいいのではないかと思います。(野菜などは、そうすることは、なかなか難しいですけど。)

話を戻しますが、私個人はお米の残留農薬こそあまり心配してはいませんが、けれども散布や使用した時に、風で流れたりして周囲の、例えば草や石、ドングリや、松ぼっくりに付着したとして、それを子供が触り、そのものや触れた手を口に入れたりしたらどうでしょう?

そうイメージすると、正直怖くなります。

皆さんは怖くなりませんか?

特に子供の無邪気な笑顔や、かわいい寝顔を見ていると、いろいろ考えてしまいます。

子供の食べ物の責任は、間違いなく親にあるからです。

そう思うと、譲る米農法で育てた「譲る米」シリーズの存在する価値とその可能性が本当に大切なものになる、と確信せずにおれなくなってきます。

「譲る米だけなんて言いすぎでしょ!特別栽培米ならいいでしょ!」

というお声もあるかもしれません。

でも特別栽培米は、一言で特栽米といっても、ピンからキリで幅があり、抽象的です。

例えば石川県の場合ですと、農薬の使用回数(成分)は、慣行栽培では22回、特別栽培米ではその半分の11回となっています。

つまり、特栽米といっても、農薬の使用回数が0回のものもあれば、5回、11回のものもあります。

また、その農薬が、除草剤のものなのか、病気対策のものなのか、殺虫目的のものなのか、それこそネオニコチノイド系殺虫剤のものなのか、分かりません。

特別栽培農産物の表記義務は、農薬の使用回数(成分数)だけですから。

簡単にいうと、農薬の回数(成分数)さえしっかりとカウントしていれば、特栽米を名乗れるからです。

実はそこに、私個人として「んっ?」と思う所があり、本当は特別栽培米の肩書をつけて販売した方がもっと売れるだろうなぁ、売りたいなぁ、と思うのですが、その気持ちを押し込めて、「譲る米」や「譲る米『夢』」は、特別栽培米の肩書をつけずに販売しています。

その代わりに、「作り手の顔がわかる」=「栽培履歴がハッキリしている」だと思っていますので、その点が分かるように、特に農薬の使用目的や使用回数、使用したタイミングを掲載しています。

こんなふうにです。↓

≪譲る米(コシヒカリ)の場合≫

譲る米、農薬使用目的と回数

譲る米、農薬使用目的と回数

譲る米の、慣行栽培、特別栽培米の基準

譲る米の、慣行栽培、特別栽培米の基準

譲る米、農薬へのこだわり

譲る米、農薬へのこだわり

≪譲る米『夢』(夢ごこち)の場合≫

譲る米『夢』、農薬使用目的と回数

譲る米『夢』、農薬使用目的と回数

譲る米『夢』の、慣行栽培、特別栽培米の基準

譲る米『夢』の、慣行栽培、特別栽培米の基準

譲る米『夢』、農薬へのこだわり

譲る米『夢』、農薬へのこだわり

どうでしょう?わかりやすいと思いませんか?

あまり見たことがない表なので、見慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、パッと一目で少し安心感が持てるような気がしませんか?

この表現方法が少しづつ広まっていったら、お米にしろ、野菜にしろ、農産物を購入する際に、不安感が少しでも減るように思います。買ったものに自信が持てるようになります。

「へぇ~。こんだけ農薬減らして、しかもこのタイミングだったら安心ね!」

と笑顔になって頂ける方が増えて欲しいと思います。

ちなみにこのグラフをみて、「畦は除草剤やってるんですね」と思われる方があるかもしれませんが、少しでもお米を安くするための努力です。こだわる所はトコトンこだわり、削れるところは削る、というようにです。

除草剤の方が、機械のエンジンをふかさずに、短時間で済むため、草刈り機よりもCO2も削減できるからです。

こだわった、美味しく安心安全な、満足いただけるお米を、しかも環境にも優しいお米を、低価格で!をモットーとして「譲る米」シリーズは栽培を細部まで見直し、頑張っています。

先ほどのグラフをみて、農業に詳しい方は「おっ!」と気づかれたかもしれませんが、

「譲る米」シリーズの凄い所は、「殺虫」目的の農薬は使用していないという事です

使用している農薬は、除草目的だけです。

ですので、昨今問題視されている「ネオニコチノイド系殺虫剤」の付け入る隙はありません。

その点からしても、「譲る米」「譲る米『夢』」は、安心安全頂けるお米です

しかも美味しいですから、満足して頂けるお米となっています!

こう聞くと「別に、ネオニコチノイド系殺虫剤を使用しなくてもお米が作れるのなら、使わなくてもいいのでは?どうして使うの?」という方もあると思います。

「譲る米」「譲る米『夢』」は特別で、稲自体が元気になるように、そこに重点を置いて育てています。

人間も体力が落ちた時に病気になったりするように、稲も弱った時に病気や虫にやられることが多いです。

ですので、稲が疲れないように、稲のペースを乱さないように、栽培方法を構築しました

追肥をしないようにしたのも、稲の生長スピードを乱さないためです。

追肥をしたら稲は、急に生長せざるをえなくなります。私達だって、急に走ったりしたら疲れますよね。

稲も同じで、急に生長させられたら、反動で疲れて弱ってしまうのではないか、と想定しました。

そんな時に病気や虫にやられてしまうのでは?

その着目点はあっていたようで、譲る米農法で作り始めて2年になりますが、この2年間は病気や害虫の影響をほとんど受けていません。

なので殺虫剤を使わなくて済んでいます。

「譲る米」シリーズだから、出来ていることです

これから温暖化が進んだり、異常気象になってくると、この状態が維持できるかわかりませんが、出来る限り工夫研究努力で続けていきたいと思っております。

 

実際、殺虫剤を使わないと、どうなるのか。いろいろ被害がありますが、分かりやすい一例を出しますと、「黒い米」です。「黒い粒」です。

正確に言うと、「黒い点」があるお米です。

これは、カメムシ被害です。

煮ても焼いても触っても、かすっても、何しても臭いといわれる、あのカメムシです。

お米が受粉して、デンプンが籾の中に蓄えられます。その時のお米は白く硬いものではなく、くりみぃ~な液体状態です。

その時に、カメムシが喉を潤すためというか、食事にチュウチュウと吸いに来るのです。

実際どうですか?

ご飯茶碗の中のお米に黒い点があったら、食欲が減りませんか?そのお米自体食べるのが嫌になりませんか?

玄米の中に、カメムシ被害の黒い点のあるお米が一定量あると、お米の等級が落ちます。

ごくわずかでも等級が落ちます。

そんなお米は売れないので、やはり農薬は必要になってきます。

お米の場合はもみ殻があるので、直接農薬がお米に触れるという機会は少ないです。

もっといえば糠層もあるので、精米すれば、もう一つ安心できます。

たいへんだなぁと思うのは、野菜や果物です。

私も家庭菜園で野菜を育てて研究していますが、ニンジンにも蝶や蛾の青や黒の幼虫が付きますし、大好きな下仁田ネギにも青色の幼虫が付きます。下仁田ネギの葉がかなり食べられ、ショックで落ち込みました。

オクラにも毛虫芋虫が付きます。シソもです。なすびにもつきます。

トマトは黒色のガの幼虫、虫ネットをしていてもいつの間にか中に忍び込んでいます。

ブロッコリー、キャベツは言うまでもありません。

無農薬でこだわっていますが、心が揺らぎそうになります。でも「野菜はそのものを食べるから」と自分の心を説得しています。

来年は、トンネルの中にカエルでも入れておこうかなとも考えています。(効果あるのか、分かりませんけど)

農薬を使った野菜も嫌だけど、虫の付いている野菜も嫌。

「どうしたらいいの~!」生産者さん、消費者の方、共に泣きたくなります。

 

私の知り合いの農家さんで、無農薬のお米を育てている人がいます。

ある日元気がないので聞いてみた所、

「お客様からクレームが入って落ち込んでる」

「どんなクレームだったんですか」

「黒い粒が多いって」

「カメムシですよね。ちなみに何のお米ですか」

「無農薬で育てたお米。農薬を使っていないからどうしても入ってしまいますといっても、聞いてくれなくて。減農薬の方ならきれいですって言っても、無農薬が食べたいと言われて、、、。」

いまだに忘れられない思い出です。

色彩選別機で黒い粒を取っているけど、その年はカメムシ被害が多かったのか残ってしまってと言っていました。

これは無農薬のお米のあるあるですが、弊社も気をつけてはいますが、入ってしまう時があります。

農薬と農産物の生産、なかなか難しい問題です。

ちょっと話がそれてしまったかもしれませんが、今回のテーマ、

「ネオニコチノイド系殺虫剤を使用していない『譲る米』の存在意義と可能性。」

でしたが、「食」と「安心」には大切な関係があります。

安心して食べて、心から楽しんで満足する、農産物と心、共に安心満足できることが大切だと思っています。

そんな思いで育てた「譲る米」「譲る米『夢』」この機会にぜひお試しいただけると嬉しいです。

譲る米パッケージ

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譲る米『夢』パッケージ

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