「野菜の栄養で育ったお米」が「譲る米」 「野菜」と「お米」のキューピットは「土壌菌」

「野菜の栄養で育ったお米」が「譲る米」

そして

「野菜」と「お米」のキューピットは「土壌菌」

この内容は、別の記事で触れました。

「特別栽培米の基準内に農薬を減らすのも大変なのに、よくその半分でできますね」よく聞かれること。【譲る米】の栽培で。

「野菜の栄養で育ったお米」

 

こう聞くと、どう思われますか?

「お米なのに、野菜の栄養で育ったって!!?」

ちょっと面白くなります。

◇◇◇◇◇◇◇◇

【目次】

1.「野菜」で「お米」?
2.「廃棄野菜」を「お米」の栄養にしてみたらどうなるだろう?
3.SDGSや、環境保全などにも関われている満足感
4.廃棄野菜を焼却処分なんて、「もったいない」し「悲しい」!
5.大地、太陽の恵みを凝縮してため込んだのが野菜や果実
6.「土壌菌」がいないと「野菜」と「米」は繋がらない
7.土壌菌の中でも優秀な「バチルス属菌群」
8.まとめ

◇◇◇◇◇◇◇◇

1.「野菜」で「お米」?

お米と野菜とは、同じ農作物なのに、何か違う感じがする、そんな気がしませんでしたか。

野菜はいろいろな種類があるのに、ひとくくりで「野菜」。

ちょっと調べてみると、

◇野菜は、世界で、約800種類あるそうです。それなのに一言で「野菜」

◇果物なんて、一つの種類でも1,000種ぐらい数が多いのだけど、一緒くたにして「果物」

それに対して、

◇お米は、細かくすると10万種以上あるといわれていますが、それはあくまで米の中での話

先の野菜や果物とは、問題が違います。

野菜や果物は、形や生態がまったく異なるものでの種類ですが、お米はお米内でのこと。

スケールが違います。

そんなことからも「お米」と「野菜」は全く違う様にも思われます。

その二つは一見結びつかないもののように思いますが、結びつくのです。

しかもかなり相性がいい?

2.「廃棄野菜」を「お米」の栄養にしてみたらどうなるだろう?

それが、

「野菜の栄養で育ったお米」

です。

どういう事?

これは、

「野菜の栄養バランス」

に目をつけて、

「廃棄野菜」を「お米」の栄養にしてみたらどうなるだろう?

という探求心や興味を、そこでとどめず、実際にお米を育ててみた、という事です。

栄養の吸収には、相性があります。

「食べ合わせ」とも言われますが、気にするかしないかで、だいぶ変わってくるようです。

稲の栄養分でも同じではないのか、と考えました。

化学的に考えて配合した有機肥料よりも、自然界で育った野菜の栄養バランスの方が、稲もバランスよく生長でき、見事なお米という果実を実らせるのではないか。

食べれる野菜を使わなくとも、日々市場などでたくさんの野菜が廃棄処分されています。

規格に合わないもの、少し傷んだもの、虫食いの跡があるものなどです。

品質を守るためという事も、あるかもしれませんが、そういったものは消費者は食べたがりません。

スーパーで野菜を買う時には、痛みの少ない、綺麗なもの、色つやがいいもの、大きなもの、重い物を選びます。

規格内のものであっても、そうやって選別され、残り物は廃棄されます。

ましていわんや、規格外のものは?というものです。

そのもともと食べれたものを肥料として使えば、なおさら安心だし、今問題の食品ロス対策、世界に広がっている「もったいない」の問題の解決に繋がるのでは、と思い、お米の栽培を取り組みました。

お米と野菜の生長に必要な栄養は、異なります。

でも共通している栄養もあります。

できるか、出来ないかよりも、まずやってみよう、という事で、取り組みました。

その結果、この2年、問題なくお米が収穫できています

それも農薬を減らしても、綺麗な玄米が採れるんです。

稲の病気にもならず、高温障害などの影響もあまり受けず、カメムシの被害もあまり受けず、いいことづくめです。

つまり、白く濁ったお米や、濃い緑色のお米、すぐに欠けるお米黒色のお米黒い斑点のあるお米黒い粒などは、他に比べ圧倒的に少ないです。

一番大事なのは、味ですが、これもかなり気に入っています

「気に入る」というのは、お米の好みは人それぞれだと思っているからです。

食べて頂いた人全員に「美味しい」「うまい」と思ってはいただきたいですが、それは自分の胸に収めておきます。

食べた方が決められることだからです。

とは言いながらも、

「野菜の栄養で育ったお米」

に興味や関心を持っていただき、一度食べて頂きたいとは願っています。

あとで、

「こんなにこだわっているのに、美味しくて、価格がお得なお米があるなんて、もっと早く教えてよ」

と言われると、申しわかなくなるからです。

おすすめしたいけど、ごり押ししたくないし。う~ん。

悩みどころです。

3.SDGSや、環境保全などにも関われている満足感

このお米の気に入っている点は、味を楽しみながらも、環境にも優しいからです。

食品の無駄を減らす、CO2を減らすなど、エネルギーの再利用などにも貢献しているからです。

私は、廃棄野菜を再利用するという事も、エネルギーの再利用になると思っています

今、SDGSや、環境保全などテーマにされることが多くなりましたが、このお米の生長を見ながら、食べながら、それにも関わっているんだなど、実感がもて、嬉しくなる点でもあります。

4.廃棄野菜を焼却処分なんて、「もったいない」し「悲しい」!

市場などで規格に合わない野菜や果物は、どうなるのか。

焼却処分です。

農家の方のご苦労もそうですが、作物がせっかく育て上げたものが、ただ焼却してカスと二酸化炭素だけに変わってしまうなんて、悲しいです。

こういったものが廃棄野菜です。

「譲る米」の肥料の原料1

「譲る米」の肥料の原料1

「譲る米」の肥料の原料2

「譲る米」の肥料の原料2

5.大地、太陽の恵みを凝縮してため込んだのが野菜や果実

「野菜も、果物も、皮ごと食べた方が栄養価が高いですよ」

と言われますが、

「譲る米」の肥料の中には、皮ごと入っています。種も入っています。

大地の栄養を吸い上げ、毎日太陽の恵みである日光を受け、光合成し、貯めた自然界のエネルギーが凝縮されたものが野菜や果実です。

大地、自然界のエネルギーの凝縮体だから、食べても美味しいし、効率よく栄養吸収できるのが、野菜や果実です。

果実というだけあって、そのほとんどが、実であったり、種です。

次の世代へ命を紡ぐ、それが種です。

エネルギーがそこに集約されているといってもいいと思っています。

それを食べて栄養としているのが私たち人間です。

でも私たち人間は、食感が劣るから、味が悪くなるからといって、皮などを捨てます。

だけれども、「譲る米」で使用している肥料は、野菜を皮ごと使用しています。

つまり、ドラゴンボール風で言うと、野菜は、元気玉です。

悟空が集めたみんなの元気、のように、野菜が集めた大地の太陽の恵みです。

それが野菜です。

それを捨てるなんて、燃やして処分するなんて、もったいなくて、悲しいです。

大地、太陽、自然界の膨大なエネルギーを、作物が栄養に変換してくれて凝縮してくれたのが、野菜や果実です。

つまり、その野菜に込められた栄養を、余すことなく吸い上げて育ったのが「譲る米」です

一体どんな味になったのか、

どんなお米に育ったのか、

一度、食べてみたいと思いませんか?

そんなドキドキするのが「譲る米」です。

6.「土壌菌」がいないと「野菜」と「米」は繋がらない

そんな栄養がバランスよく豊富に含まれた野菜ですが、土壌菌がいなければ、野菜とお米は繋がらないのです。

よく、有機肥料や有機質のものをやればやるほどいいのだ、という声も聞きますが、有機物だけ与えても植物は吸収できません。

与えた有機物の量と、土壌菌の量が比例していないと、有機物が分解しきれずに土に残るだけです。

その年に使えず、次年度に持ち越しになるのならまだいいですけども、余分な有機物は害にもなります。

そのリスクの方が高いと思っています。

家庭の「生ごみ」を想像してみてください。

そのまま放置していたらどうなりますか。

袋に入れていても、袋の限界を突破して、臭いが染み出してきます。

腐ります。腐敗する際、悪い菌は増えます。

その際にメタンガスなどの有害なガスを発生させます。

そういう事が、土の中でも起こり、植物の根っこを痛めるだけではなく、害虫の産卵場所、住処ともなり、病原菌がはびこり、土の品質をも下げてしまいます。

米糠や落ち葉、牛糞、鶏糞、魚の一部などの有機物や、有機肥料だけでもダメなのです。

土壌菌も入れなければ。

「菌」の大切さが抜け落ちた、有機栽培は弊害が多いです。

そういう点からも、「野菜」と「米」を繋ぐキーパーソンは、「土壌菌」なのです。

土壌菌の活動

「廃棄野菜」と「米ぬか」と「土壌菌」(水分が入り菌が活動開始しちゃった)

「土壌菌」はいわば、恋のキューピット。

「土壌菌」は、いうなれば、仲人なのです。

そんな、

「土壌菌」が育てた野菜とお米の愛の形が、「譲る米」です。

 

7.土壌菌の中でも優秀な「バチルス属菌群」

もともと、田んぼや畑の土の中には、菌がいます。

実は、私たちを取り巻く空気の中にも、菌がいます。

その地域地域の「土着菌」「風土菌」ともいわれます。

私の好きな酢に、「加計呂麻きび酢」という自然発酵醸造酢があります。

これは、奄美群島内でも加計呂麻(かけろま)島(鹿児島県大島郡瀬戸内町に属する)でしか作れない酢です。

加計呂麻島にしかない「酵母菌」や「酢酸菌」によって発酵され2~3年ほどかけて酢になります。

そして、その地域の人々の健康を支えてきました。

「菌」と私たちとは共生して生活してきました。

さて、田んぼの方はどうでしょう。

①豊富な土壌菌

(1)納豆菌

元々、稲ワラには納豆菌がついています。

健康食材の納豆で有名です。

昔、大豆を藁に包んで運送していましたが、ある時、傷ませてしまった。

臭いも臭く、糸も引いている。

腐らしてしまったと後悔したものの、食べ物がなかったので、結局食べずにいても死ぬならば、という事で、決死の覚悟で、食べた所が、「何ぞこれ!」「ウマ!」ということで食べ始められたとか。

それがきっかけなので、「納豆菌」と名前は付けられましたが、「稲の藁1本に、約1000万個の納豆菌が付着している」らしい。

ですから、稲刈り後の田んぼは、実は納豆菌で一杯です。

(2)「バチルス属菌群」は発酵分解に優秀

菌といっても、酵母菌とか麹菌とか乳酸菌とか放線菌とか糸状菌とか根粒菌とか最近、「菌」の付く言葉は、よく知られるようになってきましたが、納豆菌は菌の中でも分解力が強いものです。

だって、繊維質のケイ酸の多い、いわばガラス質のものを分解しちゃうんですから。

その納豆菌はバチルス属に分類される細菌です。

分解力が強いという事は、有機物を無機物に変える土づくりでとても良い働きをしてくれるという事です。

それが「バチルス属菌群」です。

(3)バチルス属の46種類の菌が集まった、「複合菌」

なんと、「譲る米」で使用している、廃棄野菜を再利用した肥料の中には、発酵分解力の優秀なバチルス属の46種類の菌が集まった、複合菌であり、そのほとんどが酸素を好む好気性菌です。もちろん有能な嫌気性菌も含まれています。

もともと土の中には、糸状菌(カビ)、細菌(バクテリア)、放線菌などがいますが、化学肥料の使用や、農薬の使用により死滅減少し、特に稲作は水田で行われるので、良い菌の数は減りやすく、悪い菌が優位になりやすいです。

この点から私は農業でよく使われる「地力(ちりょく)」の定義は、「土壌菌の量と活性率(活躍率)」だと考えています。

私が「地力」と使う場合はこの意味だけです。定義があいまいなので、あまり使いませんが。

余談ですが「コク」という言葉も使いません。(軽コク罪が怖いからではありません)

甘い、酸っぱい、辛い、苦い、しょっぱいと、そのまま言います。

廃棄野菜を無駄にしない、「譲る米」で使用している肥料の凄い所は、新しく優秀な土壌菌を入れるだけではなく、もともといた土壌菌と協力して、共存共栄し、活躍してくれます

「譲る米」農法は、土壌菌の活躍を主軸に置いた栽培方法なので、当然、土壌菌の減少を抑えることにも取り組んでいます。

8.まとめ

そんな「野菜の栄養で育ったお米」が「譲る米」です。

そして、「野菜」と「お米」を結びつけたキューピットは、優秀な「土壌菌」たちでした。

ここまで書いたら、もう説明することがありません。

あとは、一度食べて、大地の太陽の恵みを、その味を実際に食べて確認して頂くだけです。

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