「お米で花粉症がよくなる」って知ってましたか?②
「お米で花粉症がよくなる」って知ってましたか?
先日TVでみたこの内容について、いろいろと自分で調べたり、理解したことをまとめてみました。
以下は、先回の続きです。
2.なぜ花粉症に良いと言われるの?そのメカニズムは?
皆さんは、なぜ花粉症になっていると思いますか?
これは適切な問いではないかもしれません。
どうして、鼻水が出たり、ぐしゅぐしゅ、
なぜ故、目が赤くなってかゆくなって涙が出るのか。
体の中でどんなことが起こって、花粉症独特の症状がでているのか、についてどのように想像されていますか?
まず、私は医者ではありませんので、あくまで花粉症と聞いた時の私のイメージです。
「あ~、おそらく体の中ではこんなことが起こっていて、今、目も鼻もぐしゅぐしゅ。かゆいやら涙やら鼻水で、あ~鼻のかみ過ぎで鼻の下痛くなってきたし、なんかもうよくわからんくなってきた、表面でこんなことになってるってことは、体の内側ではあんなことになっているんだろうなぁ」
こんな感じにです。素人のイメージなので間違っていたらお許しくださいませ。
おそらくこんなことがおこっているのではないかと推測されます。
皆さんも自分にも花粉症の症状があるものとして想像していただけたらと思います。
①花粉がいきなり大量に入ってきた!
ここで体は、どう反応するのか。
もしもですが、せっかくの休みの日、皆さんが家の中でゆっくりとくつろいでいたとします。
皆さんの家に突然、10数人の人が入ってきたらどうします?
おそらく一瞬何が起こったかわからず、びっくりしてあたふたとしますが、すぐに訳も分からないままにとりあえず、その急に我が家に押し入ってきた無法者たちを追い出すのではないでしょうか。
両腕をいっぱいに広げて、体全体を使って体当たりで押し出すのではないでしょうか。
花粉の場合も同じだと思います。
②びっくりした体は、私に悪さしに来た不法侵入者だと思い込み、話も聞かずに悪者であると思い込み、花粉をつかみ抱えて、一生懸命に体の外に追い出そうとします。
その働きが、このように現れます。
涙と一緒に体の外に追い出す。
鼻水と一緒に体の外に追い出す。
悪いものは洗い流せ~!という感じにです。
水洗いのお掃除と同じようなものだと思っています。
人間の体って、うまくできていますよね。
私は、おそらくこのようなことが体の中で起こっているんじゃないかなぁと思っています。
じゃあ、このように私たちの体が、花粉を「私たちの敵」「私たちに害を与えるもの」と認識して、涙やら、鼻水を出すのであれば、その認識を変えてやればいいんじゃないか。
つまり、花粉を「私たちの敵」「私たちに害を与えるもの」ではなく、「私たちの味方」「私たちに害を与えないもの」と認識させたらどうだろうか。
そうすれば、外に追い出そうとして、涙や鼻水を出さずにすむのではないか。
ということは、
結局どうすればいいのか?
人間と一緒です。
初対面の相手は、何を考えているのかわからず、怖いものです。
でも、顔を合わせるたびに、その恐怖心や不信感は薄れていき、少し話してみたら意外に自分と気が合う、そして、親友となった、ということは、今この記事を読まれている皆様にもあったことではないでしょうか。
存外第一印象とはあてにならないものだなぁ、自分で世界を縮めていたなぁ、と反省させられたこともあります。
体も同じです。
今回は10数人で急におしかけられたからビックリしたのであるから、今度は一人ひとり、ゆっくりと時間をかけて顔を合わせていき、じっくりと相手を知っていけばいいだけのことなのです。
そうすれば、今度10数人でおしかけられても、驚きこそすれ、追い出すことはありません。
これが体で起きれば、花粉が目や鼻から入ってきても、鼻水や涙で追い出すことはありません。
こう私は理解しています。
皆様は、今まではどのように考えていましたか。
さてさて話は戻りますが、
「スギ花粉症緩和米」こと「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」は、どういうメカニズムで「花粉症に良いお米」と言われているのか、についてまとめたいと思います。
「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」とは、遺伝子組み換えにより、「スギ花粉(ポリ)ペプチドを含んだお米」のこと。
もっとわかりやすくくだいてみると、スギ花粉の成分を含んだお米になると思います。
アレルギーの原因になる部室をよく「アレルゲン」と言われますが、この場合、「スギ花粉」のことです。
アレルギーの元である、スギ花粉(アレルゲン)を少しずつお米と一緒に体に取り入れ、少しずつ慣れさせていく。
そうして花粉症のアレルギー症状を出させないというのが、このメカニズムです。
こういったことを治療に取り入れたことを、「経口免疫療法」と言うそうです。
「また出た!難しい単語が!」
と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、分解してみるとシンプルです。
「経口」とは、「口を経て」ということで、口から入れることです。
飲み薬のことを「経口剤」とも言います。「経口投与」とも言います。
似た言葉に、「経皮」というのもあります。
健康ブームの昨今、時々「経皮毒」という単語を聞いたことはないでしょうか。
「皮膚から入ってくる毒」ということで、思い出したくないことですが触れただけで死に至るサリンという猛毒も、皮膚から体内に入っているということでは、経皮毒という一面のある毒です。
身近でいえば、自分で髪を染める方はご存知だと思いますが、ヘアカラーでも、この「経皮(皮膚から体内に入ってくる)」ということが関係しています。
物にもよるとは思いますが、ヘアカラー剤を使う時には、事前に48時間ほど「パッチテスト」なるものを行わなければならないみたいです。
どういうことかといいますと、腕に10円ほど?の大きさで、ヘアカラー剤をつけて、反応を見るというものです。
ヘアカラー剤にはアレルギー反応のでる可能性のある物質が含まれている場合があり、その方に合っているのかどうか、大丈夫なのかどうか、
確認するためにこのようなことをします。
アレルギー反応の出る人は、かゆくなったり、赤くなったりします。
これは皮膚からアレルギー物質が入ってくるということです。
あ、こういうのもそうです。今ではあまり使われなくなりましたが、漆です。
漆もうっかり手につくと、その何とも言えないかゆみが全身に広がっていくそうです。
アレルギーの出る人にとっては、これも「経皮毒」ということになります。
これは、私の個人的な話になりますが、大学の教授に、「俺は漆を触っても大丈夫!」という方もいらっしゃいました。
その時は、人間の体って、本当に人それぞれ違うんだなあ、と感じたものです。
さらにちょっと余談ですけど、その先生の知り合い(男性)が、忙しかったのか、疲れていたのか、うっかりと漆の付いた手で、トイレに行ったそうで、そのあとは悲劇だったそうです。
教授は笑いながら話していましたが、同じ男としては、身が縮まる思いがします。
私も以前、無農薬で野菜を育てようと、虫よけのため農薬の代わりに唐辛子の液をまこうとしていたときでした。
唐辛子を刻んでいた時、手に唐辛子の液がついていることを知らずにトイレに行きました。
・・・
・・・悲劇でした。ヒリヒリひりひり、ヒリヒリずーっとするのです。あそこが。
同じ経験をしたことのある方、いませんか?仲間を募集中です。
まったく関係のない話になりましたが、戻ります。
「スギ花粉症緩和米」とは、
少しづつアレルギーの原因と呼ばれるもの(今回の場合はスギ花粉)を口からとり入れて、徐々に体を慣らしていく、ことです。
ここまで読まれた方の中で、スギ花粉というアレルギーの元(アレルゲン)を直接体に入れて大丈夫なの?
と思われる方もあるかと思いますが、どうやらスギ花粉そのものではないらしいです。
そのため、安心して体を慣らしていくことができるのだそうです。
ですから、
お米の性質の面からすると、「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」と言って、
その一定期間食べることによって得られる働きの面から、「スギ花粉症緩和米」とよばれているのかなぁと感じました。
ちょっとこういうと違うかもしれませんが、人間関係と一緒で、
スギ花粉(アレルゲン)からすると、「僕は悪いものじゃないよ」と知ってもらいたい、
体からすると「君は悪いものではないんだな」という相互理解をさせるために慣れさせていく、
そういうイメージです。
「僕は悪いスライムじゃないよ」どこかで聞いた言葉が、ふと頭をよぎります。(これはここでは関係ないですので忘れてください。わかる方に通じればいいかなぁと思います)
わかりにくいところは、多々あったかもしれませんが、今回の記事を書く上で、難しい言葉をあまり使わずにかけて良かったと思います。
抗原抗体反応とか、免疫応答、免疫無応答性、免疫不応答性、免疫寛容、リンパ球、IgE抗体、免疫器官などという言葉を使わずにわかりやすくをモットーにチャレンジしてみました。
あっ!今になってもっと身近で分かりやすいのを思いつきました。
これだけ書いた後に・・・。
それは、冬のお風呂の入り方です。
心臓の弱い方は、急に熱い風呂に入ると、心臓がびっくりして心臓発作とか倒れたりとか、血圧が上がって体がだるくなるとか、余計に疲れたとか、あるのと同じです。
じゃあ、どうするかというと、徐々に足元からお風呂の湯を少しずつかけていって、熱さに体を慣らしてから、ゆっくりと全身を湯船に沈める、のと同じです。
慣らす時間、慣れる時間が必要なのです。
あ~、五行ぐらいで終わった。
今まで何だったんだろう。トホホ・・・。
でも、こんな回りくどいことをしなくても(わざわざお米にしなくても)、もっと効率のいい方法があるのでは?と思われた方もあるかもしれません。
では、
「スギ花粉ペプチド含有米」のメリットは?
こう思われる方もあるかもしれません。
それはまたの機会に・・・。
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written by てぃ
こんにちわ。
趣味で野菜を作りたいといろいろと考えています。
そのまま食べても甘いニンジン。
軽く焼いて食べるだけで美味しいピーマン。
だしをかけてレンジでチンするだけで美味しいオクラ。
トロトロの液のでる下仁田ネギ。
とれたてをその場で丸かじりが最高のキュウリ。
そんな思いを巡らしながら日々お米づくりを勉強しています。
「もっとお米のことを考えろっ!」!って叱られそうですが、
美味しい野菜と、美味しいご飯の組み合わせって、最高の栄養源、元気の源って感じがしません?
そんな私が、日常の日々の中で見たこと、思ったことなどを皆さんにご紹介させて頂ければなぁと思っています。
こうやってお米って作られるんだぁ、農家の人っていっつもどんな事してるんだろう?
へー、こんなこともしてるんだぁ!
そういう新たな一面というか、そういう驚き?のきっかけになって頂けたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
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