「お米で花粉症がよくなる」って知ってましたか?

前回は、苦難の道を乗り越え、ものすごいものができた!ことを書きましたが、今回は、よろこぶのはまだ早いです、もちろん課題も当然あるんですよ、ということをまとめてみたいと思います。

あくまで私が調べたことで、情報が足りないということも当然としてあります。

その点は何卒ご容赦くださいますようよろしくお願い致します。

4.「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」の課題は?

今度は、いったいどんな課題にぶち当たったのでしょうか。

実は、この「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」は、分類は「食品」ではなく「医薬品」医薬品なんです。

「食品」であれば、あれこれ縛りはないのですが、「医薬品」にはいろいろと取らなけばならない手続きや、許可があるのです。

まず「医薬品」としての承認を得ること。

どこからもらうのか。

厚労省こと、厚生労働省です。

厚生労働省が、誰でも彼でもにその「医薬品」の許可を出すのかといえば、そうではありません。

もらう側にも条件があります。

「医薬品」の製造販売の許可を持つ所だけなんです。

大きな大病院や、製薬会社だけなんです。

ここで、思い出してほしいのでが、この「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」は、一体どこのどの機関で研究開発されたでしょうか。

「農林水産省」の「農業・食品産業技術総合研究機構」でした。

「農業・食品産業技術総合研究機構」は、病院や、製薬会社ではありません。

ですので、「医薬品」の許可はとれません。

じゃあ、どうやって「医薬品」として世に放つのでしょうか。

皆さん、どうすると思います?

簡単なんです。

医薬品の製造販売の許可を持つ会社や組織と共同でやったらいいんです。

「なーんだ、それだけでいいのか」と思われるかもしれませんが、これが大変に大変、とても難しいことなんです。

今まで自分たちでやってきた研究の内容を、すべて公開しなければいけなくなります。

研究開発してきた側からすれば、ものすごく研究開発に手間のかかったものを、ホイホイと簡単に外に出すことは、今までの考え方からはできませんでした。

協力する側からも、情報をすべて出してくれなければ、本気で取り組むことはできませんし、信頼もできません。そういったこともあるかもしれません。

今のは私の想像でありますが、連携してくれる企業はなかなか現れなかったようです。

こんなことでは、せっかくの発明が無駄になってしまうということで、

また、何としても次の段階へ進めたい、花粉症の症状で苦しみ悩む方を何とかしてあげたいということで、平成29年度、思い切って「オープンイノベーション」へと方向転換することになったのです。

「オープン」は、「開く」。

「イノベーション」は、「技術革新」ということ。

つまり、組織団体の枠組みを超えて、知識や技術や経験を広く集めて、最高の結果に導く、ことです。

この言葉には、いろいろな定義があるようですが、要は、今の時代、一人では何もできない、みんなの力を一手に集約して、最大限の結果を出す、という意味合いです。

結局何をしたのかといいますと、思い切ったことをしたんです!

びっくりすることです!

何と、「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」の研究データなどの情報を公開したのです!

そのうえで、協力してくれる組織、団体を募集したのです。

今まで研究に時間もお金も労力もかけてこなかった人たちに、研究データを無料で教えるのです。(嫌な表現の仕方をしてしまいすみません。こう言い方の方がわかりやすいことかなぁと思いまして。お許し下さいませ)

ちなみに、「医薬品」として認可されるまでに、5~6年はかかります。

臨床データをとるための治験から、その結果をもとに承認申請するまでには、どうしてもそれぐらいかかってしまうと言われているようです。

平成29年に公募し、協力してくれる機関が発表されました。

それが次の二つです。

・東京慈恵会医科大学

・大阪はびきの医療センター

今後のさらなる結果が楽しみです。

「東京慈恵会医科大学」はどうやら平成28年から臨床研究が行われていたようです。

その時には、大阪府立呼吸・アレルギー医療センターも一緒に研究をしていたようです。

臨床データは、確実に着実に蓄えられているようです。

今回のテーマ、「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」の今後の課題ですが、もはや時間の問題のようです。

本当に結果が楽しみです。

だって、「スギ花粉(ポリ)ペプチド含有米」が手に入るようになれば、そして見事改善されれば、それまで花粉症の症状に悩まされてきた方々の日常はもちろん、将来が変わるからです。

また、そのほかにも課題があるとするならば、

一つは遺伝子組み換えだということがあると思います。

自然の摂理に背くものですから、なかなか受け入れられない方もいらっしゃるかもしれません。

二つは、遺伝子組み換えのものを長期に摂取した場合、花粉症の症状が改善されても、長期的に見て他の病気や症状がでないか、その長期的な安全面の確保はできているのか。

三つは、花粉症の症状の方が減った場合、花粉症に関する商売をしてきた方々が被るダメージ、たとえば、マスク、空気清浄機、眼鏡、洋服などです。

まぁ、3つ目は冗談にしましても、私個人としては、一つ目、二つ目がとても心配です。

 

「お米で花粉症がよくなる」って知ってましたか?」について今回で4回目になりましたが、この記事を読まれてどのように感じられましたでしょうか?

広がるお米の可能性への期待、その為の課題、その為の心配や不安、いろいろ感じられたと思います。

お米の価値がいろいろな分野で見直される時代になってきました。

ただ主食だけの「お米」という存在から、

医学的な面での「お米」の存在価値、

またグルテンフリー対策(パン、麺、ケーキ、クキーなど)として需要が増えてきた健康づくりという面での「お米」の価値、

もちろん私の大好きなせんべいなどのおやつとしての「お米」の存在価値もあります。

今、米離れが進んでいると言われていますが、反対にこれからの時代、「お米」の可能性が広がっています。

そのお米の魅力を少しでもこのブログで紹介できたらなと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。

 

「お米で花粉症がよくなる」って知ってましたか?

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