最高の一等米『譲る米』は環境に優しいの?環境の保全にも繋がる
土壌菌については、もともと自然界に土壌菌として存在しているものなので、環境を傷つけることは一切ありません。
それどころか、元気な環境へと繋がる第一歩になって欲しいと願いを込めています。
自然環境を元気にする第一歩、土を元気にするにはどうしたらいいのだろうか?
色々なお考えや、理論、学説があると思いますが、そんな難しいお話は、ちょっと隣に置いときまして、自然界では、どのようなサイクルといいますか、仕組みで、自然環境は守られてきたのでしょうか。土は生き続けてきたのでしょうか。
大雨の次の日など、道の上で死んでいるミミズを見かけることがありますが、彼らはいったい何をしているのでしょうか?
「ミミズが土作りしているの?」と驚く人は、今はもしかすると少なくないかもしれません。
とある人に「ミミズが多い土は、いい土だ!そんなことも知らんのか」と言われたこともあります。
しかし私はこんな質問を返して、一瞬その人との間にしばらくの沈黙を作ってしまうことがありました。
「いえ、私の言ったのはハッタミミズのような大きなミミズも土を作ってくれるのかなぁって、ふと疑問に思ったので。あんなに大きかったら根っこをかじったりしないのかなぁって。普通のミミズは土をよくしてくれるというのはわかるのですが、、、」
ちなみにハッタミミズとは、日本一長いミミズで、40センチから60センチにもなるそうです。私からすると、長さよりも大きさというか太さにインパクトが感じられ、とにかくもう普通のミミズとは違うのです。
ハッタミミズは石川県の河北潟の八田町や、滋賀県のとある地域にに生息するようです。
まあ、どうでもいいエピソードでしたが、ミミズが土を良くしてくれる、元気にしてくれるというのは、一般的に知られていることです。
ではミミズのどこに、土を良くしてくれる、素晴らしい働きがあるのでしょうか。
ミミズは土の中の腐葉土や微生物などの有機物を餌として、フンをします。そのフンが素晴らしいのです。
ふんふん。ふ~ん!
納得しているだけは、噴飯ものです。いや、そこまで笑えないか。
フンとして出されたものは、有機物が分解され、細かくなり、微生物にとっても発酵・分解しやすく、植物にとっても吸収しやすい状態になっています。
また、フンが団粒構造で、つまりは、粘土のようなこねた土ではなく、土をふかふかにしてくれる、根の張りやすい、水はけのいい、空気の行き来がしやすい、そういう土にしてくれるのです。
植物の命が育める土台をあのミミズちゃんは作ってくれるのです。
ちなみに微生物の定義は、1ミリメートル以下の生物で、さらに言うと、細かなところまで目で見ることができない生き物たちのことのようです。
たとえば、バクテリアなどの細菌をはじめとして、放線菌、糸状菌、酵母菌、納豆菌、乳酸菌、カビ、きのこなどの菌類などです。
また、珪藻などの光合成をする微細藻類、アメーバ、ゾウリムシ、ミドリムシなどの自分で動くことのできる原生動物がまず思いつくものです。
なんか聞いたことのある名前があるなぁ、程度でいいと思います。
私が大切だなあ、と思うのは、これらの微生物たちのバランスです。
腸内環境でイメージするとわかりやすいと思います。
確か理想的な腸内細菌のバランスは、
善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%
と聞いたことがあります。
なぁ~んだ、善玉菌と悪玉菌の差ってそんなにないじゃんか、と思われるかもしれませんが、
この数字そのものよりも、そのバランスになる時の各々の働きに私は着目しています。
どういう点に着目しているかというと、
善玉菌が増えると、悪玉菌が減ること。そして悪玉菌の働きも抑制される。
善玉菌が減ると、悪玉菌が増える。そして悪玉菌の働きも活性化される。
善玉菌が優位になると、この70%の日和見菌も善玉菌の味方になってくれる。
悪玉菌が優位になると、この70%の日和見菌は悪玉菌の味方になる。
日和見菌は、スネ夫のような存在だと思っています。力の強い方に味方する的な。
土の中の菌、土壌菌も、同じなのではないかと思っています。
良い働きをする菌が増えれば、発酵や分解などの良い働きをしてくれ、土が元気になるし、
悪い菌が増えると、腐敗し病原菌を増加させ、根を傷つける有害なガスをだし、不健康な土になると思っています。
ドブの土が匂うことを想像して頂けたらと思います。
つまりポイントは、良い働きをしてくれる土壌菌をいかに増やすか。
事故や事件の起こりやすい治安の悪い土ではなく、
感動や喜び、元気、健康を生む治安のいい環境にどうしたらできるのか。
そのポイントに視点をおいて腰を据えて、栽培方法を見直したのが「譲る米」です。
「健康な土が、元気な食べ物を実らせる」
環境に悪いどころか、環境の保全にも繋がると、信じています。
実際、「譲る米」は、病気対策の農薬を使っていないにもかかわらず、病気無しで、綺麗な玄米でした!
土の中の微生物、土壌菌のバランスがどうなのかは、最善は尽くしてはいますが、実際にはわかりません。
ですが、取れたお米の病気のなさ、綺麗さで、元気な土だったのか、土壌菌はいいバランスだったのか、知ることができます。
どれだけ口で、健康な土づくりをしていると言ったところで、実際に取れたお米が病気だらけでは、説得力がありません。
あの厳しい気候のなか、令和2年度産の「譲る米」は、農産物検査法の玄米規格規程の中では、最高の一等米の検査結果を頂いていますし、玄米もとてもきれいです。
written by てぃ
こんにちわ。
趣味で野菜を作りたいといろいろと考えています。
そのまま食べても甘いニンジン。
軽く焼いて食べるだけで美味しいピーマン。
だしをかけてレンジでチンするだけで美味しいオクラ。
トロトロの液のでる下仁田ネギ。
とれたてをその場で丸かじりが最高のキュウリ。
そんな思いを巡らしながら日々お米づくりを勉強しています。
「もっとお米のことを考えろっ!」!って叱られそうですが、
美味しい野菜と、美味しいご飯の組み合わせって、最高の栄養源、元気の源って感じがしません?
そんな私が、日常の日々の中で見たこと、思ったことなどを皆さんにご紹介させて頂ければなぁと思っています。
こうやってお米って作られるんだぁ、農家の人っていっつもどんな事してるんだろう?
へー、こんなこともしてるんだぁ!
そういう新たな一面というか、そういう驚き?のきっかけになって頂けたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
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