何から何に、何を「譲った」のか?
「『人が作った』お米から、『土壌菌が作った』お米へと、主体性を『譲った』お米。」
それが由来です。
どういうことか。
「私が作ったお米」ということは、その通りなのか?
この平凡な何気ない疑問が、このお米の原点です。
なぜならば、種を蒔くのは人だけど、芽を出すのは種自身の持つ力です。
水田に移植するのは人ですが、それから穂が実るまで生長するのは、これまた稲自身の力です。
その証拠に、肥料をやらない自然栽培でもしっかりと穂は実ります。
そこで改めて、「誰が作ったお米」なのでしょうか?
明らかに米を作るのは稲自身の力です。
そして「私」は縁あってそのお手伝いをさせて頂いているだけ。
そう思うと「私が作ったお米」と言うのは、少し気恥ずかしく感じてしまいます。
「稲がお米を作る」というのは当たり前ですが、お米の栽培をしていて気付いたことがあります。
ここからが、米作りで私が面白いと感じるところです。
無施肥の自然栽培で、5年以上続けてきた田とそれ以下の田では収穫量が違ったのです。
肥料をやらないのに、なぜ収穫量が違うのか?
???でした。
その違いは何なのか。
私どもの自然栽培では、木村さんからのご指導を参考にさせて頂いています。
その自然栽培では、土壌の環境をよくすること、そのために土壌中の微生物を増やすことを大切にしていると、私は感じています。土壌中の微生物、つまり土壌菌です。
そこから私なりにヒントを得ました。
「人がお米を作る」のではなく、「土壌菌がお米を作る」
「人が作った」お米でもいいのですが、もう一歩踏み込んで「土壌菌が作った」お米へと、主体性を譲る。
米作りの原点に立ち返り、その思いを忘れず今後の農業に取り入れていきたいと思っています。
written by てぃ
こんにちわ。
趣味で野菜を作りたいといろいろと考えています。
そのまま食べても甘いニンジン。
軽く焼いて食べるだけで美味しいピーマン。
だしをかけてレンジでチンするだけで美味しいオクラ。
トロトロの液のでる下仁田ネギ。
とれたてをその場で丸かじりが最高のキュウリ。
そんな思いを巡らしながら日々お米づくりを勉強しています。
「もっとお米のことを考えろっ!」!って叱られそうですが、
美味しい野菜と、美味しいご飯の組み合わせって、最高の栄養源、元気の源って感じがしません?
そんな私が、日常の日々の中で見たこと、思ったことなどを皆さんにご紹介させて頂ければなぁと思っています。
こうやってお米って作られるんだぁ、農家の人っていっつもどんな事してるんだろう?
へー、こんなこともしてるんだぁ!
そういう新たな一面というか、そういう驚き?のきっかけになって頂けたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
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