No.317  2022.02 ごはんを食べよう!

「朝ごはんを食べましたか?」

「朝、ごはんを食べましたか?」

ふたつの質問の違いにお気づきですね?

「ごはん」という言葉は、炊いたお米または食事のことをさします。このように食事の代名詞になるくらい身近なお米は、食料自給率が低い日本において自給率がほぼ100%となっています。しかし、明治時代の米騒動の頃から高度経済成長期までは、お米を国内で充分に自給できずに輸入に頼らざるを得なかったそうですΣ(゚Д゚)!!ビックリ

 

一方で、高度経済成長によって食生活が多様化したことで、お米の一人当たりの年間消費量は、昭和37(1962)年度の118.3kgをピークに減少に転じ、今では一人当たり約50kgまで減りました。現在、自給率の高いお米の消費が減ることで全体的に食料自給率が低下しています。また、日本は少子高齢化社会なので、年々食べる量が減る高齢者が多く、すぐに消費量が増えるとは考えにくいですね。

それでも、お米を中心とした食生活は日本の文化であるだけでなく、栄養のバランスも良く健康的な毎日のために大切です。最近は、「和ごはん」、「遅刻するおむすび少女」などお米が注目されています。これを機にみなさんが献立にお米を選択する機会が増えるといいな、と思います。