No.312  2021.10 令和三年産米、好評をいただいております

今年は、新米のお届け開始から、たくさんのお客様から「今年のお米おいしいね」とうれしいお声をいただきました。お米がおいしくなるためには、お米が実るころ(開花から約40~50日間)の気象条件が大切だといわれています。その条件は、

一、平均気温が、約25度であること。

一、昼夜の気温差が大きいこと。

一、日照時間が長いこと。

今年の天気を思い返してみると、日照時間は長いとはいえませんが、平均気温や昼夜の気温差については条件を満たしているように思います。

昼夜の気温差があると、昼間に光合成で蓄えられたデンプンの消費が、夜間の呼吸で気温が低いほど抑えられます。そのため、米粒の中に閉じ込められるデンプンの量が多くなり、モチモチとした食感と甘みのあるお米となります。また、高温が続くと玄米が白濁したり、割れやすくなり、低温だとデンプンの成分が変わり、硬く、パサパサした食感となります。

お天道様まかせ、風まかせではありますが、「おいしい」という言葉を聞くと、百姓冥利に尽きます。


お陰様で令和3年の収穫も終わり、次年度の準備をしています。

ばんばでは、今年の稲刈りがすべて終了しましたヽ(^。^)ノ 今年は8月中旬からの日照不足と不安定なお天気、平年よりも暑い9月、刈取前の雨、など好条件で順調に育ったとはいえませんが、令和三年の霊峰白山の麓、手取扇状地ならではの風土の恵みで育ったお米をぜひご堪能下さい。

今年も残念ながら収穫量が少なめでした(涙)。「自然栽培米こしひかり」と「農薬を使わないこしひかり」は、昨年同様早い時期に完売が予想されますので、1年を通して確実にお米を確保されたい方は、早目のご予約をおすすめいたします。