種まきが始まりました。

 今年も、3月下旬から種まきが始まりました。

32℃で芽出し中苗箱を播種機に入れています。播種 種がまかれてます。播種されたのち、土をかけて出芽器に。

 

 

 

 

温湯消毒から、浸漬を経た種子を発芽させます。この作業を催芽といいます。

30℃前後(28~32℃)の温湯に数時間浸漬します。この時間は、品種、気温などに大きく左右されるため、一定の時間後は細かく見ることが必要です。芽が出始めると、すぐに伸び、播種時にムラになります。このため、鳩胸状態で止めます。芽の出る一歩手前です。でも、現場では、少し芽のでた状態にします。うちでは、鳩胸で止めます。(ほんの一部で芽が出たのを確認し、全体では、芽が出てない状態の時です。)その分、育苗器では、1日多めにおきます。芽が安定して、しっかりと出てきます。

播種作業は、播種機の1工程でおこないます。

まず、水をかけます。その後、種をまき、土をかけていきます。土をかけた苗箱は、育苗器に積んでいきます。

その後。32℃で、3~4日間保温し、出芽をまちます。この時、温度が高いと高温障害になり、根を傷めます。温度調節のサーモスタットが付いていますが、定期的に温度を確認します。白い芽が出てきたら、育苗ハウスに並べます。

育苗器の中で、32℃ あったかい(^^♪出芽した白い芽です。育苗ハウスに並べます。

並べた苗箱です。保温と緑化のためシートをかけておきます。 

 

 

 

 

 暗黒の中にいて光が無いため、光合成が行われずに芽は白くなっています。
これを、育苗ハウスに並べて、田植えまで管理します。

保温と緑化のため、シートをかけます。急に強い直射日光にあたると、白い芽は、白化や黄化現象を起こします。このシートは、2~3日で、外します。2~3日で緑色になります。あまり長い間かけていると、稲が徒長します。

白から緑に緑化成功! 3日目にシートをとると、緑色に緑化された苗が顔を出していました。

この後、温度、水管理に注意し、大切に育てて田植えになります。

4月下旬、田植えの予定です。苗つくり半作と言われているほど、苗つくりは秋の収穫にかかっています。丈夫な健苗に育ちますように・・・。