米作りに向けて、春作業が、始まりました!

今年の冬は、1月は、大雪の日もありましたが、比較的雪の少ない暖冬だったと思います。

平均気温も、平年より高く2月後半には晴天の日も多く、圃場の乾きも一段と進みました。

本田の作業も本格的になり、育苗準備も着々と進みました。

ホークリフトによる天井ビニールかけ 楽張君を使ったビニールかけハウスバンドかけ

 

 

 

 

まずは、育苗ハウスのビニール張です。風のない時間帯を選んで張ります。

事前に準備しておくと天井ビニールをかけるときに楽なので、事前にできることは、先にしておきます。ハウスバンドを紐に括り付けたり、腰巻のビニールをつけたり、間口のドアの取り付けなどをします。

天井のビニールは重たく扱いにくいので、フォークリフトを使って上へ上げます。(左写真)

これを、ラクハリクンを使って引っ張っていきます。以前、2人でしていた時は大変でしたが、今は、4人体制で行うので、比較的楽です。(左から2枚目の写真)

次に、左右のバランスを見てから、ハウスバンドをかけます。紐に結んだはウイスバンドを、両サイドから引っ張り反対側へかけます。(右から2枚目の写真)

その後、ハウスバンドを締めていきます。この時、片方から順番に締めていくと最後にビニールが寄ってしましますので、真ん中から、両サイドへランダムに占めていきます。

その後、間口をとめ、巻き上げのセッティングを行って、最後に鍬にて土寄せをします。これが、重労働なのです(T_T)

これで、完成です\(^o^)/あとは、後日、育苗までに、天候の悪い時に、ハウスの中の整地やプールを作ります。

一方、播種の準備も行っています。

品種ごとに分けられた種子60℃種子の温湯消毒温湯から冷水へ

 

 

 

 

 

種子は、品種ごとに混ざらないように、色分けされたメッシュの袋に、5㎏づつ測って詰めます。(写真左)

弊社は、農薬を減らすために温湯による殺菌(消毒)を行います。すべての種子は農薬や微生物資材を使いません。

60℃の温湯に種子をつけます。品種にもよりますが、モチは、6分、うるち(コシヒカリなど)は10分、温度も時間も守らないと発芽不良を起こすので、時間管理が、大変です。(写真中)

その後は、冷水につけて、温度を下げます。この作業も手早く行わないと、発芽不良となるので、素早く行います。(写真右)

こうして、温湯により殺菌された種子は、催芽(芽を出す作業)まで、浸水します。水の交換は、弊社では、1日おきにします。

これは、種子に十分な吸水と、発芽阻害物質の除去の役目を持ちます。積算温度で、約100℃といわれています。

発芽阻害物質とは、稲が発芽準備までの間に、他の植物が発芽し、自分の発芽を阻害されるのを防ぐための物質を言います。これを利用して、もみ殻による初期除草も一部では、行われていました。

本田の方も乾き始めたので、耕起作業も始めました。

スピードカルチによる耕起

これはスピードカルチという作業機をつけて、圃場の土をほぐしていきます。土に空気を与える作業です。

この後、ロータリーによる耕起作業を行います。

春作業の第1歩が始まりました。遠くには、霊峰白山も見えます。春の訪れです\(^o^)/