来年に向けての準備が、進んでいます。(^^)/~~~

秋の収穫も終わり、休む間もなく、来年に向けての準備をしています。

11月になれば、晴れの日も少なく、圃場の乾きも悪いため、10月中に天候と圃場の乾き具合をみて、行いました。

圃場の水分が敏感な畔塗作業です。一部、圃場は、柔らかすぎるため、春の乾燥を待って行います。

畔を縫った圃場から、順番に、耕起します。うちでは、ロタリー耕とスピードカルチによる耕起を行います。

スピードカルチによる秋起こし

本来なら、スピードカルチをメインに耕起する予定でしたが、機械の都合により、ロータリー耕も行いました。

スピードカルチは、ロータリー耕の2倍以上の速さで、耕起できます。そのうえ、粗く耕起するため、土の中に空気が入りやすく、微生物の活性につながります。半面、わらなどのすきこみがロータリ耕に比べて、落ちますが、私は、スピードカルチ(スタブルカルチなど)での耕起は、秋耕には良いと思っています。

 

一方、農薬を使わない圃場では、冬季湛水を行います。これも、毎年続くと、地力低下、宿根雑草(水を好み、乾燥に弱い)の繁殖が進みます。そのため、例年は、12月に行うけれども、今年は、早めに行い、土を乾かし、地力の維持に努めたいと思っています。

無農薬田 冬季湛水1

畔を塗り、耕起、代掻きした圃場です。今は、水を張ってありますが、土が落ち着いたら、落水します。
地力のある良い土ほど時間がかかります。これで、圃場間の地力差がわかります。

試行錯誤の中での、作業です。農薬を使わない(特に除草剤)というのは、難しいですわ(^o^)

 

また、屋内では、来年にむけ、育苗床土の搬入を行いました。

本来なら、夏場に搬入し乾燥させればよいのですが、場所もないため、秋の乾燥調製作業終了後に搬入しました。

来年に向けて 昨年は、10トン車2台だったのですが、足りなかったので、今年は、それに育苗床土

5トン追加して、25トン搬入しました。少しでも乾かしたいので、晴れた日には、朝の早くから、窓を開け換気して少しでも乾かすよう努力しています。

また、農薬を使わないこしひかりや自然栽培コシヒカリの育苗には、市販の無肥料の床土を購入したものを使います。

これらの土は、年末から、肥料と混ぜます。また、稲は酸性植物なので、土の酸度調整のために、ピートモスをいれます。ピートモスは、酸度調整だけでなく、水分保持、苗箱の軽量化にもなるので、使用しています。

年明けから、混合された土を、再度ふるいにかけ、箱に一箱ずつ詰める作業を行います。

米農家にとって、冬場は比較的時間に余裕があるので、農機の整備も行っています。整備については、後日書く予定です。

10月中の作業が、捗ったため、11月からは、カレンダー通りの週休2日制になってます(^o^)