ほんとに、大寒?

冬の白山  昨年の暮れは、暖冬ということで、年が明ければ冬らしくなると楽観してました。
年も明け、小寒に入り、寒さも厳しくなるかと思っていましたが、それほどでもなく、大寒になってしまいました。昨年も暖冬ではありましたが、雪の降った日もありましたが、今年は、降雪は1回だけ、積雪は、なし。です。温暖化の影響といえ、極端すぎます。ここ数年の異常気象、暑い夏(県内でも40℃超え、熱帯夜)、台風によるフェーン現象など、稲の出穂、登熟期間に高温になり、高温障害がでました。

幸い、うちでは、いろいろと対策をとっていたので、被害は最小限に抑えられたと思われます。

見た目の品質的には、白いお米が多く、胴割れ米が一部発生しました。白いお米、乳白米、腹白米などで、これらは、登熟中に、高温のため十分に栄養分が籾まで届かないために、充実できず白くなったものです。食味的にはちょっと柔らかくなります。

また、胴割れ米というのは、刈遅れでもなりますが、登熟期間中の温度差不足や、平均気温の高温、水不足や肥料不足でもなります。これは、お米が割れるので、とても厄介です。

うちでは、本年度はいかなる気象条件になっても、耐えうる、被害を最小限に抑える栽培方法を、スタッフ一丸となって行っていこうと取り組んでいます。

大寒なのに雪がない  この時期、積雪のないのが、どのように影響するか、不安です。一般的に言われているのは、暖冬の年は冷夏だとか、害虫の発生が多いなどです。

暖冬の年は、冷夏、昨年は外れてしまいましたね。今年も外れて、普通のというか、平年の夏になってほしいです。

害虫の発生ですが、心配です。害虫の住みかとなる農道や畦畔の草刈り徹底してやらなければ・・。
お米作りに一番心配な雪解け水ですが、梅雨にそこそこ降れば、あとは、手取りダムの水の調整で、夏まで、なんとか持つらしいので、少しは安心してます。

どんな天候になろうとも、臨機応変に対応できるように準備をしています。
平年並みの天候になることを願って、春に向けての準備をしています。

追伸(@_@)
先日、「雪解け水が多いため、七ケ用水の水を停水します。」と、メールが来ましたが、この時期に「雪解け水」とは・・、それだけ暖かかったのですね。