中干し

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  稲の生育も順調に進み生育も旺盛になってきた。この時期の作業に中干しと言う作業があります。田の水を完全に抜く作業です。このときにみぞきり作業(ネキカキという)をします。
 現在は、田のガスを抜き根の張りを良くする、有機体窒素の無機化を図り、過剰分けつ(茎数が必要以上にふえること)を防ぐ、などの目的で行います。
 江戸時代はこの時に油粕や漁粕を入れました。そのことにより、終了は5割の増収になったそうです。ただ、肥料が多くかかり、農家に余裕がなくなったため、ほんの一部の農家だけが行っていました。
 ただ、中干しをする事により、跡作として麦を播くのに都合が良く跡作田で実施されていました。今は、秋のコンバインがぬかるまないということで、中干しをする人がいます。いまも昔も作業性優先ですかね?
 写真は、昨年のみぞきりの様子です。