No.254 2016.12 石川県ではお正月に「福梅」を食べて過ごします
「福梅」は加賀百万石ゆかりの菓子で、正月といえば石川県では「福梅」、12月から1月はじめ頃には、ほとんどのお菓子屋さんにそれぞれの「福梅」が並びます。前田家の家紋である梅をかたどった少し厚めのもなかの皮をぱりっと割れば、なかは小豆の粒餡です。「福梅」は材料や製法からすればもなかですが、石川県では決してもなかの一種ではなく、確固たる地位を保っています。それぞれの家ごとにひいきの店があります。私ももちろんお気に入りの店があります。最近では、餡にイチゴやミルク餡など趣向を凝らした「福梅」も見受けられ、お茶菓子などでいただき食べ比べを愉しんでいます。
←白山市の「彩霞堂」さんの“ふくんめ”
新しい年を迎える時に、大切なひとと縁起菓子である「福梅」を食べながら過ごしてみてください。この他に、中に占いの紙が入っている「辻占(つじうら)」、最中の皮の中に小さな土人形などを入れた「福徳(ふっとこ)」も正月に欠かせないお菓子です。
written by Kumo
娘たちからよく歌われます(笑)
「ママの怒った顔はシーサーに似ている~♪
ママの怒った顔はジャミラの時もある~♪
モアイの時もある~♪」GREEN DA・KA・RAのCM曲
将来の夢は、「冬は静岡県に移住しておいしい緑茶を飲んで、“三ヶ日みかん”を毎日食べること」です
最近は、空を見上げて、動いている雲をみていると、「同じ雲には出会えない」せつなさと、「いつもそこにある」安心感を感じるようになりました。