もう、イネは、青々と育っています。(^^)/~~~
訳ありで、代掻き、田植えのブログはかけませんでしたが、イネは元気に育っています。
田植え後の好天に恵まれ、イネの生育は順調すぎるくらい順調です。
雨がほとんど降りません。
田植え時から、これまでの降水量は、とても少ないです。
そのため、茎数も多くなっており、このままでは、生育過多になり、お米の品質が、心配されます。
そこで、この時期に中干しという作業を行います。
うちでは、一部の品種、圃場で行います。
中干しという作業は、田を干すことにより、有機体窒素を無機かし、余分な窒素の供給を抑えます。
また、圃場が乾くことにより、イネの根が切れ窒素の供給が一時的に中断されます。そのため、過繁茂にならず、すっきりとした稲体になります。根の張りも新陳代謝がよくなり、しっかりします。
過去の加賀平野の古文書を読みますと、お金持ちの農家しか中干しという作業をできなかったようです。
中干しを行うと地力がが落ち、登熟が悪くなります。そこへ、お金持ちの農家は、魚粕などを買って散布していたようです。
この理論は、V字理論と言い、松島省三博士のグループが証明しました。
その他の、まだまだ効果もあります。
このような作業が、この時期に行われます。
むっちゃんこと 番場睦夫です(^o^)
お米を作って45年とは言っても1年1作のものですから、45回しか作っていません。自然相手に、おいしいお米づくりを目指して、日夜奮闘しています。!(^^)!
* 写真は、ちょっと若い時のものですが、お気に入りなので・・。(^^)/~~~