自然栽培育苗用のボカシ肥料をつくりました(^o^)
今年も自然栽培の育苗で使うボカシ肥料を作りました。
ボカシ肥料とは、有機質肥料を発酵させて、植物にはアミノ酸、核酸の形で吸収させる肥料の事を言います。
一言で言えば、発酵肥料です。
うちでは、まず、米糠と籾殻を使います。
米糠と籾殻を合わせ水を入れます。
混合は、混合機があるのですが、手合わせです。
うちにある混合機で行うと、混合物が締まって空気が入らないので、発酵が上手く進みません。
大変ですが、スコップで混ぜます。
混合割合は、?というか、水分が希望水分になるように水を入れます。
たくさん水を入れると、水分過多になり、腐敗し、酢酸発酵(すっぱい臭い)します。
ぼかし作りは、だいぶ前から行っているのですが、最初の頃は、失敗続きで大変でした。
ここ数年前から、うまく出来るようになりました。(^o^)
その一つに、まだ暖かさの残っている11月に合わす。
米糠と籾殻だけで作る。
一山の量は、少なくても、多くてもだめで、ちょうど良い量にする。
この3点(かな?)を実行することにより、成功率は大幅にアップし、100%と言っても良いくらい成功しています。
こうして混ぜられたボカシは、だんだんと温度があがっていき、70℃ぐらいになります。
日数は気温等の条件により、異なりますが、数日で上がります。
臭いも乳酸発酵の甘酸っぱい臭いになっていきます。
私は、60℃以上になったのを確認して、混ぜ併せて温度を下げ、また温度の上がるのを待ちます。
70℃になってしまうこともありますが、うちのスタッフは、70℃以上に上げないため、しょっちゅう温度を測っています。
このことの繰り返しにより、発酵が進み、だんだんと温度が上がらなくなっていき、30℃ぐらいになった時点で終了とします。
色も黄色から、灰色にかわってきます。
今度は、できあがったボカシを使って二十日大根の種子を蒔いて発芽するか確認します。
たいていは芽がでます。
ここで、陰干しして、土と混合し育苗箱に詰めます。
むっちゃんこと 番場睦夫です(^o^)
お米を作って45年とは言っても1年1作のものですから、45回しか作っていません。自然相手に、おいしいお米づくりを目指して、日夜奮闘しています。!(^^)!
* 写真は、ちょっと若い時のものですが、お気に入りなので・・。(^^)/~~~