大唐 太唐稲

 

 大唐 大唐稲(太唐稲) 初めて聞く稲である。インド型の稲で、粒が細く長く、飯にして粘りが少なくまずいが、どのようなところでも良くできるし、早生なので、百姓の端境期の食糧として作られた、とある。

 おそらく、今で言うところのインディカ米ではないかと思われる。いまから300年前に、この加賀平野でインディカ米が栽培されていたとは、びっくり。

それも、端境期のお米として。いつまで、栽培されていたのだろうか?

 その後、育種の進歩でインディカ米はほとんど栽培されなくなり、日本人の嗜好にあったお米に品種改良されてきた。特に、粘りのあるお米を好む日本人(特に北陸人に多い)にとって、コシヒカリは最高のお米である。コシヒカリも、最初の頃は、倒伏し易く、栽培しにくい品種であったが、栽培技術の進歩で、多収穫でおいしいお米として、生産者、実需者からも喜ばれるお米になった。そして、誕生から半世紀以上(1956年から)も栽培されている。


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