種まきから出芽まで。
いよいよスタートしました(^^♪
これまで、ブログは日を追って書いていましたが、今回は、作業の流れを一区切りとして書きます。
先日、温湯消毒をした種もみは、1日置きに水を入替え、発芽に備えての準備にかかります。
この間、浸漬中に種もみは、水を吸い発芽に備えます。浸漬期間中は、水により、種もみの周りについている発芽阻害物質が流れていきます。稲は自分の種を守るため自分の周りにいる他の草種などに先に発芽されるのを、防ぐために自己防衛として発芽阻害物質(アブシジン酸など)を持っています。この物質を水によって洗いな流し、発芽へとつなぎます。
この浸漬された籾を、32℃の温湯で、発芽させます。理想は、鳩胸状態ですが、品種や浸漬時間、温度などにより、ばらつきが出るので、神経を使います。4月下旬にから五月に播種するときは、ほとんど温湯につける時間がかかりません。難しく気を使います。夜中に作業することもあります。
芽が長いと、播種の時に蒔きムラができ、芽をいためるので、うちでは、早めに温湯から上げます。この芽を出す作業を催芽といいます。
この芽が出た種は、脱水機にかけられ水分を飛ばした状態で播種します。
播種は、播種機により行います。一連の作業で種はまかれます。
土を詰めた苗箱に、水をかけ、種をまきます。その後、覆土と言って、土をかけ、育苗器に積み込まれます。
育苗器に積み込まれた苗箱は、3~4日間32℃のなかで、過ごします。この時あとに、真っ白なきれいね芽が出てきます。それをハウスに並べ、管理し田植えに備えます。
真っ白い芽が出てきました(^o^)
暗いなかにいたので、芽は真っ白。急に強い光に充てると、白化現象や黄化現象になり、生育が遅れるので、出来るだけ早く遮光シートをかけます。遮光シートをかけて、晴天だと2~3日で、緑色の苗になっていきます。
その後は、田植えまで、ハウスの中で育てます。
苗つくり8作と言われているように、苗つくりは、とても大事な作業です。これからの管理が大変です。
健苗に育ちますように。
むっちゃんこと 番場睦夫です(^o^)
お米を作って45年とは言っても1年1作のものですから、45回しか作っていません。自然相手に、おいしいお米づくりを目指して、日夜奮闘しています。!(^^)!
* 写真は、ちょっと若い時のものですが、お気に入りなので・・。(^^)/~~~