早生の出穂が始まりました(^o^)
7月に入り、穂肥の時期が迫って来ました(^o^)
この時期になるとなにかせわしなくなってきます。
まず、幼穂(稲の赤ちゃん)の状態を見ます。
平均的な株から一番長い茎を取ります。
この茎の取り方によって、施肥の日や量が違って来るので、とても難しい作業です。
次もまた、難しい作業です。稲作始めて40年以上経ちますが、この幼穂を見るためにカッターで茎を縦に切るのが苦手で、成功率は、70%位です。(恥ずかしい(>_<))
茎を上手く半分に切った所をルーペで見ます。
このルーペには、物差しが付いていて、0.1㎜から計ることができます。
今、見ているのは、コシヒカリで4~5㎜ありました。
この幼穂長と稲の色(葉色)、草丈(節間長)などを診て、施肥量、施肥時期を決めます。
この判断が難しいのです。おなかが痛くなります(>_<)
次に肥料を撒きます。
これは夢ごこちの施肥の様子です。
夢ごこちは、有機肥料で作るため有機100%の肥料を撒きます。
動散(肥料散布機)に30kgの肥料をいれ、畦から播きます。
とても重労働です。汗びっしょり、昼休みには全て着替えます。
それでもおいしいお米ができるのなら、苦にはなりません。
この作業は、8月上旬まで続きます。
極早生の穂が出て来ました。
走り穂といって、早めに出る穂のことをいいます。
この穂が出ますと、順番に穂が出てきます。
穂が出ると同時に花が咲きます。
稲の花は、朝の10時頃から午後3時頃までの間に咲きます。この時に風によって、おしべがめしべと合体します。
花の咲いている時を実際に見のはなかなか難しいです。
この穂が、揃いますと次に傾穂期と言って、実が充実していく時期になります。
今年も梅雨明けが早かったですが、稲の生育、登熟に良い夏であって欲しいです。
むっちゃんこと 番場睦夫です(^o^)
お米を作って45年とは言っても1年1作のものですから、45回しか作っていません。自然相手に、おいしいお米づくりを目指して、日夜奮闘しています。!(^^)!
* 写真は、ちょっと若い時のものですが、お気に入りなので・・。(^^)/~~~