晴れて、田んぼが乾いている日には・・・。
このあたりの田んぼは30数年前に、圃場整備により、8a区画から30a区画に圃場整備されました。
その頃は、圃場の片がりは整地キャリアという機械や、代掻き時に代掻きロータリーで少しずつ直して、稲の栽培には支障のないようになってきました。
ところが、年数が経つと地盤が下がり低いところはどんどん低くなっていき、高低差が出てきたため、高低差をなくす作業をしています。
特に、直播や無農薬の圃場で均平が必要になってきました。
直播の圃場は、水はけを良くし、出芽を揃えるためには、均平が求められます。
また、除草剤を使わない無農薬や自然栽培の圃場では、水の深さにより草の(特にヒエの発生)を抑えるために均平が必要です。
ヒエは、水深15㎝以上あれば、酸素があっても枯れてしまいます。
1圃場で、高低差があると、高いところのヒエは生き残り稲の生育に大きな影響を与えます。
もちろん、水の多い少ないで稲の生育にも影響します。
そのため、今年は田んぼの乾いているこの時期に、1枚ずつではありますが、均平作業をしています。
最初の写真3枚はは、整地キャリアという機械を使って土をすくい、低いところへ運んでいます。
この圃場は、比較的乾いているのでこの機械を使って行います。
30年前の機械ですが、今、間に合っています。
長い間、倉庫の隅で眠っていたのです。捨てなくて良かった(^o^)
この圃場は、少し柔らかいので、整地キャリアでは、うまく土がすくえないので、トラクターにつけたローダーで土をとり、低いところに運んで均平にしています。
この写真は、スピードカルチで耕した圃場を、センサー付きのブルトーザーで整地し、ロータリーをかけました。
作業写真は、現在開発中のブルトーザーを使っているため、公開できませんので、悪しからず_(_^_)_
この圃場は、直播の圃場となります。
北陸の冬は、雪や雨の日が多く、圃場が乾きにくいため、この時期のタイミングをみて行います。
今年の秋は比較的天気が良かったのでできました。
昨年は、11月天気が悪かったので、できませんでした。
圃場を均平にすることは、稲の生育が揃うため、お米の栽培において、とても大事な作業です。
土が軟らかくてもできる方法があったら、良いんだけど・・・。
むっちゃんこと 番場睦夫です(^o^)
お米を作って45年とは言っても1年1作のものですから、45回しか作っていません。自然相手に、おいしいお米づくりを目指して、日夜奮闘しています。!(^^)!
* 写真は、ちょっと若い時のものですが、お気に入りなので・・。(^^)/~~~