種子の水交換 (>_<)

24.3.9-1.JPG24.3.9-3.JPG 寒風の吹く中、種子の水交換は応えます。
水温は地下水なので約15℃、でも、気温が低く風が強いので、15℃の水が暖かく感じる。
そんな、水の交換をうちでは2日に1回のペースで行います。
 この作業は、種に酸素を補給し、充分水を吸わせる事が第1の目的だと言われていますが、その他にも目的があります。
 お米の種の外側にある籾殻には、発芽阻害物質ラクトンフェノールが付着しており、それを水で洗い流すのが本来の目的のようです。
 この物質は、発芽を抑える性質があり、他の植物の発芽を抑え、その間に充分吸水した種子が発芽するという米の自己防御を助けています。
 本来なら、1週間程度で充分吸水出来るのですが(積算温度約100℃)、気温が低いこの時期は長めに浸漬します。
そうすることによって、発芽時に芽の揃いが良くなります。
 この作業をすることによって、今年の始まりを実感します。今年も良いお米が穫れますように・・・。